いや〜〜〜ホント、マハト編に入ってから特に毎回思っているのですが、山田鐘人先生マジすごいなと。
魔王が勇者を好きになるとか、魔王の正体は前の勇者だったとか、いろんなパターンを見てきましたがこんな生物の違いから来る悲しい争いであったなんて…
つまりマハトは魔王と同じ道を歩んでいたかもしれないと。
基本己の事しか考えない魔族であるソリテールがマハトをやたらと構うのは、もちろん研究者としての知的好奇心もあるのでしょうが、マハトが魔王に近い思想の持ち主であったからというのもあるのかもしれません。
収斂進化の話の時も思いましたが、今回魔王の話の時にソリテールは悲しそうな顔をしていますから多分ソリテールは魔族の中でも珍しく魔王を慕っていた派なのかもしれないと思ったのですよ。
慕っていた魔王が人間に殺された。
人間との共存を望みながら。
だから人間と魔族は相容れないのだとソリテールは結論づけたけど、魔王と似た思想を持つマハトにこそ証明して欲しいのかもしれません。
ここからは完全に私の妄想なんですがね。
このお話は確かに魔王を倒した後の話ではあるけれど、ただの後日譚ではないのではないかと思うのですよ。
特に、最近の話の展開を見ていると。
もしかしたら「葬送のフリーレン」というお話は、全知のシュラハトが言っていた「1000年後の戦い」の始まりに過ぎないのではないかと。
だから主人公がエルフという、寿命があるんだかないんだかわからないほど長生きの種族である必要があったのではないかと。
ま〜完全に私の妄想なのですが。