貴腐人の感想と日常

キャラクターを性別問わずカップルにするのが好きな人間による作品感想がメインのブログです。 作品感想以外のことも記事にします。

信長のシェフ263話

高遠城落城を受けて揺れる武田家から始まりました263話。


一方ケンは竜宝の無事が確認できるまで木に縛られる事に。

そう言えばここは寺でした。

牢はないですよね、そうですよね。


しかしこの料理人、木に縛られていても人を攻略してしまいます(笑)

14巻の勘太を思い出しました。


両手を口に当てる督姫…可愛すぎ問題。

督姫は奇しくも幼くしてケンの人間性に触れる事になったわけですがコレ大丈夫でしょうか。

初恋はケンになったりしません?

今後の人生に影響しません?

ケン、責任取れないなら落とすんじゃないですよ、こんな幼子を。


督姫とケンがイチャついている間に入明寺から使者が帰還。

ここでようやくケンは松姫に話を聞いて貰えるようになります。

しかしケンが話そうとしたその時、高遠城落城の報が入ります。

息を呑む松姫。

「ちちさま?」と覗き込む督姫。


いやも〜しんどすぎるでしょこの展開…これが…完全なるフィクションというわけではないとか…‪( ੭⌯᷄ω⌯᷅ )

もう一生ケンと督姫のイチャつきをやっててくださって良いですよ( -᷄ ᴗ -᷅ )


松姫に続きを促され、「他の男の元へ嫁いで貰いたい。どうか幸せになって欲しい」と言う信忠の言葉を伝えます。

激昂する松姫の護衛たち。

それらを止めて、松姫は正月に勝頼から言われた言葉を語ります。

「おぬしはもう武田の者ではない」「織田家の嫁を武田家が預かっているという状態じゃ」「和睦交渉が破綻した今 武田に戻り他に嫁ぎ先を探すのも吝かではない」「どうする松」「おぬしはどうしたい」

信忠と文通していた松姫を思って言ってくれてるんでしょうね。

妹の心がどこにあるかを知っていて、その上で武田の姫としての道も示してくれるとか…なんだこの妹思いなお兄ちゃんは!


そして松姫は泣きながら言います。

織田家に嫁いだ事を悔いたり恨んだりした事はありません」「私の幸せは私が決めます」「私は今なお武田家預かり」「織田信忠が妻です!」

基本的に信ケンが好きでこのマンガを読んでいる私もこのシーンはウルッとしましたね。

ちなみにいつもは家か職場で読むのですが、たまたまカフェで読んでいたせいで誤魔化すのが大変でした。


勝頼は松姫の「信忠の妻」という言葉に「武田に殉ずる事はない」「生きろ松」と言ってくれたようで…無理とわかっていても、勝頼に失礼だったとしても、この勝頼には何とか生きて欲しいと願ってしまいます。

高遠城落城という事は勝頼の死がいよいよ目前にあるという事で、ケンは織田で手一杯ですしね〜あ゛〜どうにか生き延びないですか⁽⁽꜀(:3꜂ ꜆)꜄⁾⁾=͟͟͞͞=͟͟͞͞ ⁽⁽꜂(꜀ ꜄ε:)꜆⁾⁾


「私は逃げます!!」「兄上様達の血を…命を繋ぎます!!」

これ、261話で穴山梅雪夫人が言ってた「武田の名を残す」に通じてますよね…

名を残そうとする者、血を残そうとする者、矜持を守ろうとする者。

それぞれがそれぞれの「武田」を守ろうとしてるんですよね。

お館様の、勝頼の言った通り。

戦国期の価値観、武力を伴う戦い方、伴わない戦い方を現代の読者にもこれ程わかりやすく描ける梶川先生がすごいです。


さて今度は松姫からの伝言を信忠に伝えるですが、それはまぁ織田家の料理頭なので問題なしとして。

甲州征伐が終わったらもう後数カ月で本能寺ですけどコレ、四国に行ってる暇あるのでしょうか…それとも現代人に捕らわれない解決方法を探すか。


今年最後の信シェフという事で今年も最後まで信シェフが読めた事に感謝します。

人間死ぬ時は死にますが、皆様もなるべく健康に気を付けて、信長のシェフを読んで生きましょうو٩( ๑•̀o•́๑ )و