ちょろっとボブゲの話をしております。
苦手な方は読まないようお願いします。
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ケンがまた1人落としました260話。
いや、童も含めると2人かな。
戦争をしておらず、便利な物が溢れかえる現代でも不安になるであろう盲目という状態で、戦国時代に追い詰められる側の人間になってしまった竜宝さんにとって、数十年振りに楽しい食事をさせてくれたケンの誠実さはさぞ身に染みたでしょうね。
特に竜宝さんは「四郎の荷物となるくらいなら毒殺された方がマシ」とまで覚悟して食べたわけですから、ケンの料理に込められた想いを感じ取っちゃったらそりゃあもう落ちるしかありません。
「この騒乱の中で落ち着いた声」←料理人でありながら戦に引っ張られるだけでなく、主人である上様に斬りつけられたり、主人である上様に何度か敵中に放り込まれた経験から来ている落ち着きだと思うと何かニヤついてしまいます。
25巻209話で久しぶりに会った半兵衛さんに「相変わらず無茶な扱いを受けている」と思われるぐらいには敵中に放り込まれた事がありますからね、ケンはw
まぁケンは元々胆力や運が半端ないというのを上様が理解しているからこそ出来た事なのですが。
ケンの胆力は出会った頃の勝頼にも指摘されてましたね。
ケンが様々な人から信頼されるようになる度に、信シェフがボブゲ兼ギャルゲーになったらゲームにならないだろうなと思ったり。
誰かと話をする度に「料理を出す」という項目が表示され、それを選択すると好感度が大幅上昇する、そんなある意味クソゲーになりそうな気がします。
上様の場合は料理を出す度に好感度がカンストしそう。
というか料理を出さなくとも「わかるかケン」「はいわかります」のやり取りだけでカンストするんでしょうね。
信シェフゲームにならないかなぁ(ㅅ˘˘)
ケンがはっきりと「気の合わぬ人」と言うの、作中で初めてではないでしょうか。
ケンを追い出そうとしていた井上さんですら23巻196話で「いい人」扱いしてましたからね。
そんな気の合わぬ人の話を気の合わぬ人の兄にする事になるというのが因果を感じますな…。
これもしかして竜宝さん気付いた感じでしょうか。
勝頼には生きていて欲しい、けれど「誰かに生かされることは望みません!」←これ9巻71話の台詞ですよね…この、20数巻振りに返って来る己の台詞…構成が上手い。
9巻といえば西村先生が原作やってる時ですよ。
それをこのように活用できる梶川先生マジでヤバイっす、半端ねーっす*.+゚尊(,,´д`人)敬゚+.*
食事のお礼に身につけていた数珠を「持っていけ」と言う竜宝さんに9巻73話の信玄公を見るケン…!
14巻119話で光秀さんに可成さんの姿を見たのを思い出しますな。
そう言えばこの時も武田との大きな戦い(長篠)の前でしたね。
今回はケンとの縁がある武田家のしかも次男との会話回という事もあってか過去を思い起こす描写が複数あり、そんな過去から勝頼の人生に嘴を挟まないと決めているケンが描かれた事がポイントだったのかなと思います。
私もそうですが、読者の「武田滅亡もケンが関わればあるいは…」という期待への納得できる説明回だったのではないでしょうか。
何より最後のページの信豊を飲みに誘う勝頼の顔を見たらもう何か、滅亡を回避して欲しいと願う事がそもそも勝頼を侮辱しているのではないかと思えて来ました…
上記の通り今回は過去を思い起こす描写が多かったのでコミックを何度か読み返したのですが、ちょっとページをめくると高確率で上様が「ケンを呼べ!」と言っているシーンに当たって笑ってしまいましたw
上様もケンも生き残る事が出来たら最終回は「ケンを呼べ!」で終わりそうだなぁと思った260話でした。