288話→いやもうホントなんと言えばいいか…
ケンという人間を好きになってしまった楓さんの恋心の落とし所としてはこういった結末が一番良かったのかもしれませんね…
しかし楓さんの事を思うとただひたすら悲哀の感情しか出てこない(/´Д`)/
私は基本的にケンのこと好きなんですよ。
技術、知識、行動力、胆力、何より大名だろうが農民だろうが全ての人に誠実さを以て接するその内面の美しさ、どれをとっても好きになる要素しかないスーパーキャラだと思っておるのです。
だからこそ288話の楓さんの気持ちがわかる部分もあって余計に悲しいです( ノД`)
かんざしを渡すシーンは台詞がないので何を言っているのかはわかりませんが、楓さんの反応を見るに多分あくまで業務連絡的なものだったのだと思うと更に悲しい。
婦女子にかんざしを渡すという、ともすれば勘違いされる事を業務の一部として行われたらそりゃあもう諦めるしかないですよね…
せめて「あなたが必要だ」という言葉でもあればまだ違ったのでしょうが。
しかしケンには物語の最初から夏さんが居た事を考えると、こういった対応が一番良かったと思う事にしましょう。
で、大嫌いと言われた後のケンの反応ももう…
ケンのニブチン具合は今に始まった事ではありませんが。
ケンが好きな私も流石に「そうじゃねぇよ!( ꐦ◜ᴗ◝)」って叫んじゃいました。
まぁそれはそれとして、「あの御方は自らがどれだけ人を惹き付けるか まったくわかっておられぬのだ!!」という秀吉さんの台詞にキュンキュンしました。
いや信長のシェフという物語の最初から秀吉さんって上様好き好き度が溢れとりましたけど、明智様の謀反を知ってからの秀吉さんの上様好き好き度の溢れ具合は半端ないですよね。
そしてこの台詞を同じく「どれだけ人を惹き付けるかわかっておらぬ」ケンを描きながら挿入する表現の上手さ、さすが梶川先生です。
信長とケンの2人は「頭が良すぎて言葉が素っ頓狂に聞こえ」、「自らがどれだけ人を惹き付けるか まったくわかっておられぬ」、離れた所に居てもその似た性格で周りを惹き付け振り回す、似た者主従なのだとわかる尊いエピソードでございます( * ˘ཀ˘🙏
まぁこの主従が似ているのは2巻で既に濃姫さまが指摘しておられるのですが。
さすが信長に「男であったら相当厄介であった」と言わしめるだけある御方です。
289話→官兵衛さんも早速ケンという台風に振り回されていて笑いましたw
官兵衛さん見てると上杉謙信の家臣であった河田さんを思い出すんですよねぇ。
自身はケンを信用していないけど、主人がケンを信用しているから仕方なく付き合ってやっている、みたいな所が。
となると官兵衛さんもケンが毛利を止める事に成功したら河田さんみたいに少しは気を許してくれますかねぇ。
そうなったら萌えます。
任せられたら兵の配置にまで口を出せるようになったケンに上様に仕えて14年の歳月を感じたり(・ω・、)
24巻の「人を見る目だけは養うてきた」輝元様を知っている読者としては、今回の叔父達を頼りにする輝元様になんかときめきました。
史実はどうだったか知りませんが、毛利家はこういうやり方で中国地方を治めてきたんですねぇ。
後、船の操舵を初めてして怒られるケンにもときめきました。
このすぐ数ページ後に「毛利方にはここに止まっていてもらう」とか考えるやつが怒られているギャップにキュンキュンですわ。
毛利と言えば天下統一目前の信長の宿敵。
そんな勢力を完全に織田方の都合で「止まっていてもらう」とかサラッと思っちゃうこの料理人ホント何者なんでしょう。
5年ほどこのマンガを読み続けている私にもわかりません。
船の操舵が下手くそなケンが毛利を止める。
この流れ18巻を思い出しますね〜
18巻では毛利を止めてから得意ではない馬に乗っていましたが、ここでもケンの頭の良さが発揮されるのでしょうね。
恋心には疎く、何者かもよくわかってはいませんが、やはりケンが活躍する姿にはワクワクします。