今話題のチェンソーマン、原作を読んでみました。
チェンソーマン感想というより早川家感想みたいになってしまいましたが、箇条書きでツラツラと書いております。
アニメ派の方はネタバレにご注意ください。
●とりあえず第1部まで読みました。
3人組の絆に弱いもので(初期三雲隊、進撃の幼馴染、幻水の幼馴染、万事屋、ゴトリとか)、早川家が作中早川家と呼ばれていた事にまずキュンキュンしました。
主人公のファーストキスがゲ○味だったり、物語上はめっちゃシリアスなのにコベニちゃんとチェンソーマンのデートがシュール過ぎてずっと笑ってたりしました。
単体の推しはポチタですかね。
デンジはもちろん、マキマの事まで思い遣れるすごい悪魔だと思います。
関係性の推しはやっぱり早川家ですね〜
ポチタも早川家みたいなものですが、血の繋がらない人間、魔人、武器人間が本当の兄弟のようになっていく様にヤラれました。
コミックだと各話の間にデンジの中で生きているポチタがどうなっているかを描いてくださっていて可愛いしか言えない生き物になりましたね。
例えば2話と3話の間だとうどんを食べていたり、それってつまりデンジが美味いもの食べたらポチタも美味いもの食べれてるんだ〜‹\(*´꒳`* )/››‹‹\( *)/››‹‹\( *´꒳`*)/››となって踊りました。
しかしそうなるとポチタにとっても悲劇だったのが21話ですよね…
姫パイのゲ○…w
●3話ではデンジをいきなり殴って公安から辞めさせようとしたアキが、デンジが義務教育すら満足に受けられなかった子だとわかると社会生活全般を教えてくれるようになるの、マジでお兄ちゃん体質ですよね〜
デンジがパワーのお兄ちゃんと化したのは社会生活を教えてくれたアキの影響も少なからずあるんでしょうね。
●6話でアキくんとマキマが車で話しているシーン。
マキマは「チェンソーの悪魔」の話をしているのに対して、アキくんは「デンジ自身」の話をしているんですよね。
1巻の時点でこの2人はデンジに対して180度違った見方をしているのがわかって、読み返すのも楽しいマンガだなと思いました。
いや、9巻は74話までしか読み返せませんが。
●11話でアキくんがリンゴをわざわざウサギのやつで剥いてくれた理由が、1巻のおまけページでデンジが捨てたリンゴの皮を食っていたからではないか説を推したいです。
●デンジとパワーのさり気なく描かれるバディ具合もいいですね。
18話では4課のほとんどのメンバーがデンジを殺そうとする中、止めずに笑っていたパワーがいざデンジからアキの血を止めてくれと言われたら仕方ないと言いつつ従ったり、21話で姫パイからゲ○チューされた時の「デンジは栄養のある物を口に入れると飲んでしまう」事を解説するパワーちゃんとか、30話では血で作った武器をデンジの方を見ずに渡したり、「一緒に逃げるか?」って提案したり、というか31話のメガネバディ可愛過ぎます(,,>᎑<,,)
あのメガネどこで調達してきたんでしょうね。
話数が進むにつれてバディ感が強くなっていくのが堪りませんでした。
●14話のアキくん。
どんな悪戯をされたのかと思いきや、タツキ先生の妹さんが凍結される前にツイッターで下記の画像のように答えていて笑いましたw
💩w
そりゃあ「殺すぞ!」とも言いたくなりますw
しかし鼻に💩つけられてたにも関わらず、釣る為とはいえデンジとパワーちゃんにガムを差し出せる精神がすごいw
ここらへんもお兄ちゃんだなぁと思いました( ;ᵕ; )
●2巻のオマケページ、クリスマスに小麦粉と砂糖と水混ぜたやつをポチタと飲んでケーキみたいな味だぁってやってる方は、あまりにもしんどすぎてタツキいいいいいいいいいいって叫んじゃいました。
そんな生活しかして来なかったデンジと同居したらそりゃあ殴って辞めさせようとしていた早川アキも面倒見るようになりますわ。
保護者になりますわそりゃあ。
もう1つのアキくんがコーヒーが美味い店にデンパワを連れて行くやつなんですが。
デンパワの、特にパワーちゃんのお子様舌はもう十分知っている筈なのに連れて行ってくれるとか愛じゃないですか?
野菜吐き出す子がコーヒーとか絶対飲めないですやん。
それでも連れて行くとか愛じゃないですか?
●17話で悪魔との契約がどれだけ強い意味を持つかの説明が入りますが、それはつまりデンジと契約したポチタがどれだけ強い意味を以て契約したかの説明でもあるので非常に滾りました。
わかってはいましたが、ポチタはデンジ好き過ぎでしょう( *˙꒳˙ )╮=͟͟͞͞♡)`꒳˙ *)
31話でも説明されますが、契約の内容はどれだけ悪魔に気に入られるかでもあるので、悪魔の心臓と引き換えに「夢を見せる」事が契約になったデンジがどれだけ破格だったか…
いや、夢を見せるのも結構難しいですかね。
いやそれにしたって心臓と引き換えはやっぱり破格ですわ。
ポチタ→→→→→→→→→→→→→→→←←←デンジぐらいの愛情を感じます。
●18話と言えばやっぱり殺されそうになるデンジを庇うアキですよね〜
銃の悪魔を倒す人数を増やす為と口では言っていますが、17話では悪魔の利益になるからと言っていたり、デンジを殺さない理由をアレコレ探して絶対に殺させないという意志を感じて萌えました。
もうこの時から既にアキの中のデンジは弟みたいなものだったのかもしれませんね。
ほとんどのメンバーが殺せと言う中で1人だけに庇われたらそりゃあデンジも動きます。
普段は男という生き物全般を歯牙にもかけないデンジですが、アキだけは「男」という枠組みではなく「アキ」という枠組みの中に置いているような気がします。
それだけ人生初の社会生活教育を施してくれた人という存在が大きいのでしょうね。
●18話のデンジの何が悲しいって、その場にいるほとんどの人間に死を願われても取り乱したり泣いたりしない所なんですよね…
チェンソの時代はまだ20世紀とはいえ現代ではあるので、一般的に現代日本育ちの16歳が周囲の人間からあんな事言われたり刃物を向けられたらもう少し取り乱しそうなのに…
子供の頃(今も子供だけど)から「お前の死体をバラして売る」と言われたり、デビルハンターとして命懸けのやり取りをしていたり、心臓病の症状が出ていたり、実際に殺されて死体をバラされてゴミ箱に放り込まれた経験が18話のデンジの落ち着きを作ったのかと思うと( ノД`)
デンジがあのホテルの中で感情を出したのってアキくんに庇われた時と、永遠の悪魔と戦った時だけなんですよ。
その内悪魔との戦いはいつものネジぶっ飛びなわけだから、他人に死を願われるのには慣れきっていても、庇われるのには慣れていないというか初めてだったんだろうなと思うとマジ泣けます(´•̥ ω •̥` )
●アキくんに庇われた後にとっさにパワーちゃんに「血の魔人なんだろ。こいつの血止めれるか」と聞ける所、デンジは教養がないだけで地頭はいいのではないか説を推したいです。
思えば小学校にすら通えていないのに1話の序盤で借金返済の計算やってましたからね。
●18話ではアキくんの寿命の為にデンジを殺そうとした姫野先輩ですけど、19話のデンジのノーベル賞ものの永久機関作戦に三日三晩付き合ってくれたんですよね。
誰かがデンジのスターターを引っ張らなきゃ完成しなかったわけで、その役をやってくれたのってゴースト使ってた姫パイっすよねアレ多分。
アキくんへの想いとデンジへの期待がよく表現されているなぁと思いました。
●21話と22話で姫野先輩がマキマの事を悪く言っていますが、姫野先輩はマキマの事を知っていたんでしょうか。
岸辺隊長に師事していた人ですから支配の悪魔に関する何かを聞いていたとか?
同じく岸辺隊長に師事していたアキくんは支配の悪魔の支配下だったので言えなかったとして、姫野先輩はどうもそういう感じではなさそうなので何か聞いてそうなんですよね。
まぁ単に好きな人(アキ)が惚れている人(という事に支配の悪魔がしているだけで実際は違う)だから気に入らなかっただけかもしれませんが。
●29話でパワーが死んでもアキが死んでも泣けないと考えていた男が、実際にアキがああなったら泣きながら戦って、死んだら吐いて、実際にパワーが死んだら「恋しい」と言って復活した時には泣いていたのががががががががががががががああああああああああああああ
●29話でパワーやアキくんの死に悲しめないと言ってる割にはアキくんの見舞いに来てたり(果物食う為だけど)、気を遣って病室出ていったり、リンゴを1個置いていくぐらいにはアキくんの事を想ってるんですよね〜デンジは。
その残り1個のリンゴも黒瀬くんが狙ってましたが。
●32話で「マキマさんとランデヴーよ!」と喜ぶデンジを見てマキマに忠告する岸辺隊長スッキです。
デンジのあの純粋さにヤラれたんでしょうねぇ。
多分アキくんもデンジのそういう所に絆された部分もあるのでしょう。
しかし岸辺隊長はマキマの事、どこまで知っていたんでしょう。
「人間様の味方」という事は悪魔である事は知っていたと思っていいんでしょうか。
岸辺隊長のスピンオフとか出ないでしょうかね〜
●34話で天使の悪魔にハンカチ差し出すアキくんめっちゃ解釈に合うんですよね〜
解釈も何も原作だよ!っていうツッコミはなしで。
戦場にもハンカチ持って来ている早川アキ、とても早川アキだと思います。
●35話の「気楽に復讐を」が姫野先輩らしくて泣けました( ;∀;)
読者はそれほど詳しく姫野先輩の人生を見てきたわけではありませんが、言いそうなんですよね、姫パイなら。
一度は止めようとした復讐ももう止めない、やるなら気楽に、本当、姫パイらしい。
そんな姫パイにもうすぐ行くと言うアキくんよ…(;ᵕ;)
そう、姫パイに「もうすぐ行く」と思っていたアキくんが未来の悪魔から死期が近い事を教えて貰ってしたのが、デンジとパワーの為に力を得る事だったというのが…!
己の死の覚悟などとっくにしていた男が、最後の最後に足掻こうとしたんですよね、誰でもない、デンジとパワーの為に…!
●36話で大声出しちゃいけないところ大声出したパワーちゃんと、そんなパワーちゃんを放ってさっさとサムライソードの所に行ったデンジが好きですw
もうホントこのバディ最高、好き( *˙꒳˙ )╮=͟͟͞͞♡)`꒳˙ *)
●37話、31話で岸辺隊長から言われた言葉をそのまま使うデンジが可愛いw
32話でもそうでしたが、デンジのこういう所がアキくんや岸辺隊長の心を掴んだんだろうなと思いました。
言葉遣いは粗野でやる事はチンピラそのものなのに、世俗に疎い故の純粋さ。
やっぱりデンジにはまだまだ保護者が必要なんじゃないかな〜と思います。
●38話のアキくんどちゃシコ良くないですか?
あの堅物のアキくんがデンジ主催の憂さ晴らし大会に参加してくれるんですよ?
「気楽に復讐を」のタバコの影響力よ…
姫パイから教えてもらったタバコやピアスといい、アキくんってなんだかんだと人から結構影響受けてますよね。
アキから教えて貰った社会生活を順調に取得しているデンジと、姫パイやデンジのチンピラ具合に影響されていくアキくん…
この、相互に影響し合う関係性がホント堪りません…!
しかし「姫野先輩を弾で撃った奴だから金○を蹴られるべき」の意味がわからんw
どういう発想だよw
アキもそれに乗んのかよw
というツッコミが追い付かない回でもありましたねw
タツキ先生の思考回路がよくわかる回でした(´-`).。o0()
デンジが悪夢から目覚めた時にデンジの足を枕にしているアキくんに萌える回でもありました。
睡眠中という最も無防備な時にアキはデンジの足を枕にして、デンジはアキの枕になっているという、2人共普段は戦場に身を置いているとは思えぬ無防備さ!
同じ空間で体の一部を貸し借りして眠れるほど互いを信頼しているんですね(๑•᎑•๑)
●44話のレゼからの誘いを仕事、バディ、先輩を理由に断るデンジ、最高ですね(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!
デンジの普段からの欲求って家族よりも恋人という感じがするのに、いざその恋人にしたい人からの誘いを受けたら家族や仕事を優先するという事実に悶えます…!
これ71話でもそうなんですよね〜
しかも71話でのお誘いはあの大本命のマキマさんだというのに、家族の世話を理由に断ったというのが…!
●45話でアキくんの寿命についてパワーから聞いたという天使くん。
普段からパワーとも交流あるんだなぁとほっこりしました。
まぁパワーには人との壁なんてありませんものね。
それにしてもアキくんは自分の寿命の事、デンパワに話していたんですね。
それとも29話でアキくんがカースと話す所をデンジは聞こえていたとかでしょうか?
その割には寿命に関する反応が全くないので聞こえないっぽいですが…
どうなんでしょう。
●52話の天使くん、マジで良いやつですよね。
いや天使が良いやつなのは第1部を読み切った身としては身に沁みてわかっておるのですが、それでもやっぱり52話の天使くんマジで良いやつです。
相方のアキくんに女の子を殺らせたくないというのもありますが、アキくんがデンジを大切にしている事を知っているからこそ、デンジと良い仲になったレゼを殺させたくないという気持ちがあったんでしょうね。
●54話でマキマさんと旅行行けないと言って落ち込むデンジをイスにして励ましてくれるアキくん、マジお兄ちゃん。
38話で酔ってデンジの足を枕にして寝た事といい、アキくんって実はスキンシップしていく派ですよね。
ここはデンジの反応もいいんですよね〜
39話でビームが飛び付いて来た時は殴って「触るんじゃねぇ 男は嫌いだ」と言っていたのに、「男」であるアキくんにイスにされたら「俺はイスじゃねぇ」って言うだけなんですよ。
アキくんが励ます為に乗ってきた事、わかっていたのかもしれませんね(・∀・)ニヤニヤ
●55話と56話の早川家、良いですね。
55話で落ちたおにぎりを食べようとするデンジに「金払ってやるから」と、デンジが何を気にしているかを把握してそれを提示しているアキくんラブ。
なお、おにぎりは腹の中に捨てられた模様。
56話では当たり前のようにデンジに野菜を渡そうとするパワーちゃんに、当たり前のように受け取ろうとするデンジの兄妹感も最高だし、「お前は家でも残し過ぎだ」と指摘するアキくんに(;´Д`)ハアハア
家でのパワーちゃんの事を把握している家族具合と、「過ぎ」ってとこがアキくんらしいなぁと。
たくさんじゃなかったら許してくれそうです。
「吐くから食べて」って意味わからんお願いに「ゲロはもう嫌だ」って経験者発言は笑いましたし、「綺麗に吐くから」というめちゃくちゃな提案、こんなやり取りタツキ先生にしか描けないですw
56話の最後も良い。
「褒美が欲しい」というパワーちゃんにちゃんと何が欲しいかを聞いてくれるアキくんの保護者具合!
デンジの血を全部パワーちゃんにあげる事を当の本人じゃなくてアキくんが決めるのも最高。
日本では未成年者の事は保護者が決めますものねദ്ദി ˆᵕˆ )
地獄に落ちる前は丈夫だからとデンジを囮にしたり、デンジの血を全部パワーちゃんにあげる約束をしたりしていたアキくんが、地獄で闇の悪魔にボロボロにされたデンジとパワーちゃんを見て「怖じ気づく」んですよ。
このね〜この流れも最高なんですね(淀川長治さん風)
●57話では「男と握手したかねぇ」と拒否るデンジがアキくんの「おい」の一言で握手するようになるのも最高でございます✧*。
基本男の事はどうでもいい、見捨てる方針のデンジが早川アキという男の言う事は聞くんですよ。
男だと後は岸辺隊長ぐらいじゃないですか。
デンジが言うこと聞くのは。
●62話でコケたビームに「ドジっ子」って言うデンジがスッキです。
ビームがヘマしても責めないし、何より言い方が可愛…ドジっ子って(*ฅ́˘ฅ̀*)
デンジのバディはパワーちゃんですけど、レゼ編で一時期バディになったデンジとビームも好きなんですよね〜
ビームがそこまで「チェンソー様」を慕うようになった理由も知りたいですね。
●作者の藤本タツキ先生がジャンプフェスタで語った話によると、メインキャラの名前の由来はアキくんがAK-47で、デンジは天使に濁点、パワーが天使の階級、マキマがママからだそうで。
マキマがママなのはデンジがマキマに求めているのが母性だから。
彼まだ16歳ですからね。
おまけに育った環境が最悪だし。
初めてまともな環境を与えてくれた人を親だと思っちゃうわけです。
マキマに出会う前に岸辺さんに出会っていたらな〜
男では難しいでしょうか。
アキくんは出会ったばかりの頃は難しいと思いますし…
やっぱり岸辺さんが一番あの頃のデンジの保護者としては適任だと思うのです。
でも最初に出会ったのがマキマだったおかげでデンジはマキマからどんな仕打ちを受けても嫌いになれずに「害を成さずに」攻撃する事に成功したわけですから、結果的には良かった…のでしょうか…?
過程は最悪ですけど。
デンジがあれだけの事をされてもマキマを憎めなかったのはやはりマキマに求める情が母性だったからなんですかねぇ。
子供が虐待されても親を求めてしまうみたいな。
悲しすぎます( ノД`)
デンジが恋人に求めるもの、多分デンジ自身はそれが「母性」だと気付いてはないんだと思います。
母性を求める行為を恋人が欲しい欲求だと勘違いしている。
レゼやマキマの誘いを断って家族(パワーやアキ)や仕事を優先させたのも、こういう所から来ているのではないでしょうか。
ろくな子供時代を送れなかったせいで彼は今、家庭という居場所を欲している。
まずはそこの確立が出来てから初めて恋人という対等な関係を築けるものだとデンジは知らないのではないでしょうか。
それを教えてくれる可能性があったアキくんとの結末がああなりましたからね…
本当、タツキ先生ェ…
●8巻のオマケページ、クァンシと岸辺隊長のバディ時代が描かれていますが、若い時の岸辺隊長めっちゃイケメンですね!
そんなイケメンでも落とせなかったクァンシさん…
まぁ女性が好きなら仕方ないですが…
クァンシさんが死んだ直後にこの話を持ってくるタツキ先生ェ…
つまり岸辺隊長はかつてのバディだけではなく、好きでもあった人を亡くしたんですよね( ´•̥ω•̥` )
●クァンシの過去とか見てたら武器人間て年取らない感じなんですかね?
という事はアキくんの寿命の事がなかったら早川家で唯一年を取ったのはアキくんだけという事に。
「早パイの介護は任せろ」「任せろ」って言ってくれるデンパワはいると思います。
●71話、闇の悪魔のせいで夜泣きするようになったパワーちゃんを当たり前のように交代であやすアキくんとデンジのとこ、とても好きです。
アキくんもそうですが、デンジも、バディと同居人という立場とはいえ、パワーちゃんの事をそこまで面倒見るようになった最初の原動力?と言うのでしょうか、は、どこから来たんでしょうね。
アキくんは弟の事があったから、自分が面倒を見ないと相手のわがままを振り切ってちょっと振り向いたらまた死んでしまう的なトラウマがあるのでしょうか。
最初はそんな感じでデンジもパワーも面倒見てたら銃の悪魔に対峙させたくないと思うぐらいに家族になったんですよね。
支配の悪魔の思惑通り。
デンジは何でしょうか。
元々自分に対する酷い事に対してどこか感情が薄い所があるので、パワーちゃんのわがままも受け入れてたら本当の家族みたいになった感じでしょうか。
なんせマキマさんとの2人きりの旅行を蹴ってまで世話してましたものね^^
あの時のアキくんの「なんでお前はマキマさんと行かなかったんだ?」が良いですね〜
その後のアキくんの顔よ。
もうお前もすっかりパワーのお兄ちゃんだな。みたいな顔じゃないですか?
…ママ?
チェンソの真の「ママ」はアキくんだった…?
デンジは自分に行われる酷い事に対する感情を薄くする事で自分の精神を守って来たのでしょうか。
その代わり自分に対する良い事には過剰に反応してしまうようになったのかもしれません。
●72話の「食えないのは俺とデンジの皿に乗っけろ」も良い…食えとは言わないし、「俺とデンジ」ってデンジの事もちゃんと巻き込んでいるのがいい。
パワーちゃんの世話は2人でするものになっているのがいい。
完全にパワーちゃんの保護者じゃないですか?
●「飲む時ゃ許可とれっつったろ!!」も良いですね( ◜ω◝ )
血を飲むなとは言わない。
ちゃんと相手の意思を確認しろと言うお兄ちゃんなりの教育なんでしょうദി ᷇ᵕ ᷆ )
●パワーちゃんが寝た後に2人で話すアキくんとデンジも良いんですよね〜
アキくんにとっちゃデンジも子供みたいなものだけど、パワーちゃんに関しては同士というか、同じ保育所で働く保育士みたいな所がある気がします。
●アキくんの情の深さ、ヤバイですね。
パワーちゃんは人間より丈夫とはいえ死なないわけではないのでわかるのですが、デンジが不死身である事はアキくんはよく知っているのに、地獄でボロボロになったデンジを見て「怖じ気付く」んすよ。
血を与えてスターターを引っ張れば死なない子であっても、そんな風に思ってくれる人だからデンジも慕うようになったんでしょうね(´-`).。oO()
●岸辺隊長の「お前も随分まともになっちまったな」がすごくツラい。
「まとも」という本来であれば褒め言葉にもなり得るものも、デビルハンターに対しては死亡フラグにしかならないという…
だから「なっちまった」と言ったんですよね。
チェンソにはいろんな悪魔が出てきましたが、結論として真の悪魔はタツキ先生だったのだなぁと。
まぁタツキ先生の作風からしてそうだから覚悟はしてましたけどね(´°ᗜ°)ハハッ
..だからといって傷付かないというわけではありませんが。
作風がわからなくともタツキ先生なりに警告はしてくれていたと思うのです。
岸辺隊長もそうですし、未来の悪魔なんかわざわざ「デンジによって」と具体的に教えてくれてましたし。
だからといって(ry
●アキくんの為にごはんを作って待っているデンパワも良いし、そんなデンパワが作ったごはんをちゃんと食べてくれるアキくん好きです〜
食べる前から謎の物質が入っているとわかっているのに、それでも食べて案の定吐いたとこまで含めてアキくんの保護者具合が出てて良きです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
●73話で、デンジに引っ付いて眠るパワーちゃんの横で肘付いて見守ってくれているアキくんマジ保護者〜!
デンパワは枕も掛け布団もあるのにアキくんはないんですよ…マジ保護者!
●「闇の悪魔を倒していたかもしれない」と言うパワーちゃんに「あ〜そうだな」と答えるデンジよ…!
いつもなら「嘘つくな!」と怒るところでしょうに、この嘘はパワーちゃんにとって必要な嘘である事をちゃんと理解してくれているんですよね。
もうホント、すっかりお兄ちゃんになって◟( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )
●アキくんにとっては姫パイもそれはもう大切な存在だったと思いますのよ。
己の遺産の半分を遺族の方に渡るようにしてあるぐらいですし。
ただ姫パイではアキくんの復讐を止める事は出来なかった。
アキくんが復讐を止めたのはデンジとパワーという守るべき存在がボロボロになったのを見た時というのがね、ホントね、もうね、滾るんですね。
アキくんにタバコを教えてピアスを開けた人ですら叶わなかった事を成し遂げたのが、アキくんにとっては世話しかしていない2人というのがもう…
これはもうアキくんに対してしか出来ない止め方ですよね。
むしろアキくんに対してはこういう止め方しか無理だったという事なのでしょう。
●74話のアキくんの「デンジとパワーにだけは生きて幸せになって欲しい」がもう…しんどいです_(:3」∠)_
私なんでこのマンガを読んでいるんだろうって思っちゃいましたね。
世の中にはチェンソーマン以外のマンガがもっとたくさんあるのに、よりによってなんでこのマンガなんだろうって自宅の天井を見つめながら思いました( ゚-゚)
●インターホン鳴ってる時の「ニャーコ連れてベランダから逃げろ」と言ったデンジくん、マジでパワーちゃんのお兄ちゃんで泣きました。
●ツイッターの検索窓に「早川アキ」と入力したらサジェストに「人生」って出てくるのがツラい…
読み終わったらそりゃ思いを馳せてしまいますよね、早川アキの人生に。
アキくんって銃の悪魔に殺され、その後銃の魔人になったんですよね。
なったというか魔人にさせられたというか。
…じゃあ、もしかして、今は銃の悪魔として地獄に居たりして…
わかってます、銃の悪魔が地獄に居てもそれは銃の悪魔であって早川アキではないという事を…
ただまぁ居たら…いいなと( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
●早川家ってどれくらい一緒に暮らしたんだろうと検索していたらこういうブログ↓を見つけまして。
https://chainsawman.hatenablog.com/entry/2020/07/25/174311
非公式ですが参考にさせていただくと、大体1年〜1年半ぐらいなんですよね。
たった1年〜1年半ぐらい同居していた赤の他人であるデンジに、己の貯金の半分が渡るようアキくんが遺言を遺していた事が判明する80話で私の精神は更に追い詰められたという…
あそこはデンジと共に嘔吐きました。
●デンジくんは作者から心に穴が空いている、ドライ、空虚と言われているそうですが、そんなドライ、空虚な人間が、好きな女性よりパワーちゃんの世話を優先したり、アキくんと戦った時は泣いていたり、終わった後は俺が殺したって吐いていたのがもうね…
特に1回飲み込んだ食べ物を戻したというのが…
多分、アキくんが悪魔に殺されていただけなら吐くまでにはいかなかったと思うのです。
自分が殺したから吐いたんですよね…
デンジくんは育った環境が最悪なので人一倍食べ物に執着がある子だと思うのですよ。
現に腐ったハンバーガーだろうが、地面に落ちたおにぎりだろうが食い切っていましたし、1巻のオマケページでは捨てられていた果物の皮も食べていましたしね(人間のかさぶたもw)。
そんな子が1回でも飲み込んだ食べ物を吐いたというのがね…
やはりタツキ先生こそが悪魔₍ᐡ⊃ ̫ ; ᐡ₎
●夜泣きしたり、風呂ですら1人で入れなくなったパワーちゃんが91話で支配の悪魔からデンジを連れて逃げた時の高揚感よ。
絶対勝てないと思いながら、諦めるデンジを必死に運んだパワーちゃん泣ける( ;∀;)
あの、パワーちゃんが…ニャーコ以外には基本利己的な言動しかしなかったパワーちゃんが、苦手とする悪魔から絶対に勝てないと思いながらデンジを連れて逃げるなんて…アキくんに見せてあげたヽ(꒪ཀ꒪」∠)_
パワーちゃんが地獄に行く前に、一瞬だけアキくんに会って謝られて別れ際に「デンジをよく助けれたな。頑張った」って褒められたりしたらいいですね。
…(*´ 艸`)フフ、自分の妄想に傷付けられる事ってあるんですね_| ̄|○、;.・
●アキくんやデンジにおんぶにだっこだったパワーちゃんが「そんなにワシが恋しいか!」って言う立場になったのが感慨深いですね…
そんなパワーちゃんに素直に「恋しいよ」と答えるデンジよ…
やはりタツキ先生は真の悪魔👿
●チェンソーマン第一部は主人公が殺されて放り込まれたゴミ箱から始まったわけで、そんなゴミ箱から終盤で追い込まれた主人公が復活するというのがもう映画的な演出で良いなと思いました。
●タツキ先生ってコベニちゃんの事お気に入りなんでしょうか。
なんだかんだと生き残っていますし、チェンソーマンとデートしていますし。
生き残っている=お気に入りと考えるのは安直でしたね。
ただあのシュールすぎるハンバーガーデート回(85~86話)を読む度に何か愛を感じてしまいます。
それと同時に笑ってしまいますがw
あの回はポチタがデンジに心臓をあげる前に「腐ってないハンバーガー食いてぇな」ってデンジが言っていたのを思い出しながらハンバーガーを注文するめっちゃ泣ける回なんですよ。
…それを…あんな…シュールギャグに昇華できるってw
そもそも腐ってはいませんが、1回全部チェンソーマンの体やら床にぶちまけたハンバーガーなんですがねw
床に落とした食べ物を食べてはいけませんって地獄に落ちる前に習ったでしょw
…て、あれはデンジか。
いや、デンジでも食いますね、アレは。
●97話で岸辺隊長がナユタをデンジに預けたのは、アキくんにとってのデンパワみたいな存在をデンジにも作って欲しかったからという理由もあるのかもしれませんね。
あの時点でのデンジにはもうポチタやパワーとの約束しか残されておらず、前向きに生きるにはあまりにもな事が起こり過ぎていましたから。
マキマを憎めていないのならいけると思ったのかも…
それにしてもナユタ、目の前でしっしってやられたからといって知らない(というか記憶がない)お兄さんの指噛みますかね?
それにデンジに向かって「わんわん」って言ったのも気になって…
「わんわん」はデンジの中のポチタに言ったとしてもあの指噛みが気になりましてね。
マキマは確かにデンジの事など歯牙にもかけていなかったのかもしれませんが、デンジ曰く「愛」で攻撃されて生まれ変わった事でデンジとちゃんと向き合う心が生まれたのかもしれません。
あくまで一読者の感想ですが。