貴腐人の感想と日常

キャラクターを性別問わずカップルにするのが好きな人間による作品感想がメインのブログです。 作品感想以外のことも記事にします。

ガンツ大阪編カラー版

ガンツ沼に落ちたまま上がって来れない日々を過ごしております。

先日ツイッターガンツを検索しておりましたところ、こんなツイートを発見致しました。

 

 

原作者の奥浩哉先生による情報という事で、そう言えば支部や5chで桑原や杏ちゃんの職業について語られる事があったけどソースはここかぁ!となった次第でございます。

という事でガンツ大阪編のカラー版、買ってみました。

 

第一印象。

見 や す い !

ガンツはどちらかと言うと実写的な絵柄で、特に背景の情報量が多いのでモノクロだとどうしても目が滑りがちなのですが、そこに白黒以外の情報が足される事で視認しやすくなっているのかなぁと推測してみました。

37巻 全てにカラー版があるわけではないようなのが残念です。

特にカタストロフィ編の街の描写は是非ともカラー化して欲しいですね。

 

肝心の描き足しですが、1巻のモノローグからぶっちぎりでファンには嬉しい情報満載で確かな満足でした(っ˘꒳˘c)

ちなみにこの描き足しの部分だけ欲しい方は1巻と5巻だけ買えば良いと思います。

 

ノローグで注目したいのがまずはやっぱり桑原。

ガンツからもド変態呼ばわりされているド変態さんが塾の先生をやっているギャップ。

作中 最強とも言われる事があるぬらりひょんに唯一の精神ダメージを最低な方法で与えたキャラが、先生と呼ばれている事にまず釘付けになりました。

後は岡八朗ですね。

どうやら銀行勤めらしく髪型が七三!

大阪チームで最強の男が七三!

ギャップ萌です。

ジョージとノブやんはまさかの職場が一緒!

という事は計ちゃんと加藤のように一緒に死んだのでしょうか。

それともガンツの戦いを通して意気投合して一緒に働くようになったのか。

吉野家ならぬ吉宗家は上手いと思いましたw

そして多分この描き足しでの主人公的 立ち位置にいるのであろうメガネくん。

ウィキペディアとかにも載っていないのでそうなのだろうなとは思いましたが、やっぱり本名が出て来ないのが残念でした。

しかしメガネくんの正義信仰と言いますか、そういった正義に対する漠然とした憧れの深堀がされていたのは良かったです。

回想にしか出て来ないメガネくんの友達がメガネくんの言葉に出来ない思考を言語化してくれていて、惜しい友人を亡くしたなぁと思いましたね。

要は女にモテたい、もちろんそれが基盤なのでしょう。

でもその根っこにはやはり消防士のような人を救う人達に対する憧れがあるからこそ成り立つ欲望なのだと思います。

というかこのモノローグでの友人との語りは完全に加藤というキャラと出会う前振りで良い場面でした。

 

エピローグは大阪メンバーの大阪編が終わった後を描いております。

大阪のガンツ部屋へ戻って来れたのはメガネくんと、ノブやんの彼女こと中山美保、その友人の山田スミ子、そしてド変態の桑原和男

ド変態さんが清々しい程の全裸で恥ずかしがる事もなく、ミポリンとスミちゃんに「服着ろ」「見とーないッちゅーの」と言われていたのには笑いましたw

最後までド変態を貫いてくれた桑原氏に拍手👏

 

このメンバーしか帰って来れなかったという事は加藤が助けたあの老夫婦は亡くなられたという事なんですよね…

自分の孫でもない子を助けようとしたり、加藤を佐田啓二に似てるだの全然違うだののやり取りがマジでリアルに居そうなおじいちゃんおばあちゃんで好きだったので残念です。

まぁ大阪編を生き残っても次のイタリア編はもっと過酷ですから、生き残ったら生き残ったで残念な事になっていたのでしょうが。

 

採点では今回 初参加だったメガネくんを除いて全員が100点以上を獲得。

中山美保ことミポリンは「ノブやんがおらんとここにおる意味ない」と言って解放を選びます。

山田スミ子も「あんた(ミポリン)おらんと意味ないし」と言って解放を選択。

これひょっとしてスミちゃんの片想…(百合豚脳発令)

そしてド変態さんも潮時として解放を選択。

唯一100点を獲得できずに残る事になったメガネくんは何と80点を獲得。

ぬらりひょんの首で無双したのが良かったようです。

 

日常生活に戻ったメガネくんは杏ちゃんを再生する事を加藤に約束した事を「何カッコつけとんねん俺」と言って後悔し始めます。

しかし頭の中は加藤の事でいっぱい。


メガネくんが次に呼び出されたのはイタリア編。

部屋には1人だけかと思いきや何と小さな女の子が出現。

名前は「ちえ」ちゃんと言うらしく、メガネくんがスーツを着る事を促すと「はだかンぼうにするん?何かするん?」と言って泣き始めます。

この年でそういった事を知っているとは、「ママ」の教育の賜物ですね。


しかしラストミッションからの参加メンバーが居たとは…しかもこんな小さい子を。

まぁ西も言ってる通りガンツはかなり適当らしいのでメンバーの選択基準はランダムだとしても、ラストミッションからの参加ってどうなんでしょ。

ろくな経験もないままカタストロフィで異星人に突撃させても死ぬだけだと思うのですが…

大阪チームは人が少なかったからなんでしょうけどね。


イタリアへ転送されたメガネくんはちえちゃんを抱えて屋根に移動し 、東京チームのレイカちゃんのように狙撃で点数を稼ぎます。

隣に居たZガン持ちが殺られるとその空いたZガンを使って攻撃。

このシーンもそうですが、ぬらりひょんの首で無双した事と言い、メガネくんも計ちゃんみありますよね。

今この場でどう動けば生き残れるかの判断力がすごいと言いますか。

メガネくんが計ちゃんがよく言う「死んでたまるかッ」を口にした時、加藤は計ちゃんみのあるキャラを引き付けるキャラなのかもしれないと思いました。


Zガンで広場に居た星人を無双している最中に右腕を引きちぎられますが、そこで転送が始まり無事部屋へ戻って来ます。

「童貞くん」と表示された黒アメちゃんには「135てん」の点数が…

135ってオニ星人後の計ちゃんと同点でメガネくんスゲーッてなりました。

たった2回でこの数字…

いや加藤の1回で100点もすごいですけど、あれは仲間の協力も大きかったですからね。


ちえちゃんから「お兄ちゃん仮面ライダーなん?」と聞かれ、頭の中でちょっとは君に近づけたんかな?と加藤に問いかけるメガネくん。

もうね、完全に計ちゃんの事を想う加藤のようになってますね、このメガネくん。

このメガネくんが加藤の計ちゃん信仰をどのように思い過ごしたのか、是非31巻~のメガネくん視点も見てみたいです。