2巻11話でアイゼンが言っていた「南の勇者」の話が来ましたね!
ということはクラフトが英雄だった頃の話とかもいつか来ると期待していいのでしょうか。
とある村で「勇者様の像を磨いて欲しい」という依頼を受けたフリーレン達。
この時の報酬が「背中の痒い部分を掻く魔法」なんですけど私もめっちゃ欲しいんですがこれ私も像磨きます□ヾ('ᵕ'๑) フキフキ
「勇者の像」と言われてヒンメルだとばかり思っていたフェルンとシュタルクの前に現れたのは「南の勇者」の像でした。
初めて見るシュタルクとフェルンに南の勇者の説明をするフリーレン。
何でも勇者はヒンメルだけではなくたくさん居て、中でも南の勇者は人類最強の名が付いていたとか。
大袈裟だなと言うシュタルクにそうでもないと答えるフリーレン。
当時の人類にとっての最大の脅威であった七崩賢。
この七崩賢をヒンメル一行は討ち漏らしなどから2人しか倒せなかったにも関わらず、南の勇者は3人も討ち取ったと言います。
しかも七崩賢全員と、未来を見る魔法を使う魔王の腹心であった「全知のシュラハト」を同時に相手にしながら。
そんな人類最強に救われた村の人達は今でも南の勇者を信奉しているのだとか。
像をキレイにしながら南の勇者のことを思い出すフリーレン。
実はフリーレンはヒンメル達に仲間に誘われる少し前に南の勇者に会ったことがあるのでした。
子供ヒンメルと言い、森に住んでいた頃のフリーレン重要人物にめっちゃ会ってますね。
さすがフランメに魔王を倒す魔法使いと言われただけある。
南の勇者はフリーレンに仲間になるようお願いしますが、フリーレンは私じゃ魔王に勝てないとして断ります。
「やはり無理か」と結果がわかっていたような口振りの南の勇者。
実は南の勇者は全知のシュラハトと同様、未来が見える魔法が使えるのでした。
そして全知のシュラハトと七崩賢を相手に己が死ぬことも見えていると言います。
そしてフリーレンがヒンメル達の仲間になり、魔王を倒すことも。
「道は私が切り開く。例え私の偉業が歴史の影に埋もれようとも」と言い残して去っていった南の勇者を思い出しながら、キレイになった像を囲む村人達を眺めるフリーレン。
「ちゃんと歴史に残っているよ」と頭の中で南の勇者に語りかけるのでした。
今回も「葬送の」に相応しい話でした。
こういう物悲しくも希望のある話が「葬送のフリーレン」の醍醐味だなと勝手に思っております。
南の勇者の名が最後まで出ないのもポイント高かったです。
後、魔王を倒したのが勇者の剣を抜けず、人類最強でもなかったヒンメル一行だったというもこのマンガらしいというか。
まぁヒンメルは対人スキルと、人類最強ではなかったにせよ魔族の間合いに一瞬で入ったり、剣の腕も突き抜けてましたからね。
食品で例えるとレバーのビタミンAとビタミンB2の突き抜け具合並に突き抜けてます。
魔王を倒したのはヒンメル一行だけど、ヒンメル一行だけでは魔王を倒す道にたどり着けなかった。
それが今回の話でわかったのが良かったです。
人類の脅威に立ち向かうのは英雄だけではない。
そんなメッセージを感じました。