このマンガめっちゃ面白い〜と思いながらアマゾンのページを開きましたらばめっちゃレビューされておりまして、私が知らなかっただけ状態の葬送のフリーレン。
何が面白いって人生のいろんなことを短命キャラの方から学んでいることだと思います。
人間の世界では長く生きた方がまだそんなに生きていない方に教えるものだと言うイメージがありますが、百分の一にも満たない人生の方が影響力がでかいというのがいいです。
特にヒンメルの影響がでかくて萌えましたね。
ヒンメルの幻影が「撃て」と言った瞬間にこのマンガにハマってしまったかもしれません…
いやヒンメルの葬儀で泣くフリーレンとか、ハイターとフェルンのやり取りでもびしょびしょに泣きましたけれども。
幻影騒動の時フェルンは魔物が記憶を読んでいると分析していたんですよね。
それってつまり「撃て」と言ったのはヒンメル自身でも、ヒンメルの姿を借りた魔物でもなく、フリーレンの記憶の中にいるヒンメルが「撃て」と言ったということで。
だからあの時フリーレンも「ヒンメルならそう言う」と言ったんだと思うのですよ。
魔物からすれば撃たれれば困るわけで、対象者の記憶の中にある大切な人の都合のいい部分を取り上げて言葉を紡いでいるだろうに、そういった部分を全部ふっ飛ばしてフリーレンの中のヒンメルは「撃て」と言ったっちゅーのがすごい、もう、フリーレンの中のヒンメル像やばすぎ問題。
師匠を失いひたすら魔力を蓄えていたフリーレンの元にやってきたヒンメルご一行からの影響力が半端ないということは、フリーレンの長い人生において二度目の影響力を及ぼした人たちということになるわけですね。
なんせ幻影魔物で見えた一度目と違う人物が率いるパーティーですから。
しかもヒンメルたちとはたった十年しか行動を共にしなかった。
師匠とは五十年一緒にいたのに。
たった十年で千年生きる魔法使いに多大なる影響を与えるヒンメルご一行…やっぱ勇者ってすごい。
あとはやっぱり敵側(魔族や魔物)がきちんと悪役やってくれているのもいいです。
魔族にも戦う理由が〜的な物語も好きですが、この物語的には不要な要素だと私も思うので、ここらへんも面白さを出してくれているんだと思います。
ただヒンメル存命時の村長を殺してしまった魔族は本当に選択肢を間違えただけな気がするのですがどうでしょう。
確かにお母さん戦法は魔族らしいやり方ですが、食ってしまった娘の母親からの殺意から離れた場所で暮らしていたら良かっただけの話なのではと思わなくもないですが。
まぁ何はともあれアウラも殺っちゃいましたし、いよいよヒンメルとご対面ですかね。
そもそも本当にヒンメルなのかどうかもわかりませんが、最後まで見届けたいマンガがまた増えたことに感謝です。
さて今年も残すところわずかとなりました。
今年から始めたこのブログも無事年越しできそうです。
来年も楽しく更新しますので宜しくお願いします。