木刀?を抱えて眠る幼いシュタルクに肌掛けをかけてあげるお兄ちゃんの扉絵に萌えました68話。
獲物を抱えて眠ると言えばベルセルクのガッツですが、抱えて眠る理由が180度ぐらい違って勝手に悲しくなりました。
火山地帯を抜けてまた寒くなって来た北側諸国。
関所を抜けた先で早速魔物に取り囲まれます。
結局三日三晩戦い通しだったフリーレン達は死ぬ思いで集落に到着。
その集落で街道に出るという魔物退治を頼まれます。
そこでシュタルクは「三日もあれば北部高原から出られるんだ。こんな危険な場所で暮らす必要はないんじゃないか?」と問います。
集落の人はそれに対し私達はここで生まれ育ったのだと返し、「誰が故郷を捨てられましょうか」と言います。
この時のフリーレンの顔がヒンメルを思い起こす良い表情をしていて最高なんですよねぇ。
街道の魔物を倒したフリーレン達。
これから先もこのような強さの魔物を山ほど相手にする事になると言うフリーレンに海路の方が良いのではないかと問うシュタルク。
そんなシュタルクの言葉はかつてのフリーレンがヒンメルに言った言葉と同じでした。
ヒンメルは「北部高原にも沢山の人が住んでいる。僕は自分の故郷を守りたくて勇者になったからね。他の誰かの故郷も守りたいんだ」と返します。
「シュタルク。北部高原が故郷の人だって沢山いるんだよ」
ヒンメルの言葉を思い出しながらシュタルクに答えるフリーレン。
「確かに。そうだなと」と納得するシュタルク。
自分の命が掛かっているのにそこで納得できるシュタルクとフェルンが良い子すぎて頭撫でたいです。
さすが「ヒンメルならそうした」という人達に育てられただけある。
この敢えて北部高原を抜ける道を選んだから鍛えられて魔王を倒せた所もあったのかもしれませんね、ヒンメル一行は。
しかし出てくる度に毎度思いますけど、今回の「他の誰かの故郷も守りたい」何てどう育てられたらこんな言葉出るようになるんでしょうかね。
ガンツの杏ちゃんが初めて加藤に会った時の気分です。
もちろん生まれつきという部分もあるのでしょうが、やっぱり保護者の影響も大きいと思うのでヒンメルが生まれてから死ぬまでをじっくり観察したいです。