貴腐人の感想と日常

キャラクターを性別問わずカップルにするのが好きな人間による作品感想がメインのブログです。 作品感想以外のことも記事にします。

ガンツ語り

ガンツを読み始めて2週間ぐらい経ちました。

その間ずっとガンツの事を考えております…

いや、こんなにハマるとは思いませんでしたね。

最近はひたすらガンツで検索する日々を送っておりまして、先日 奥浩哉先生のインタビューが出てきたので読んでいたのですよ。

するとこんなやり取りが。

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まさかの計ちゃんは美形として描かれていたという。

確かに作中 何回か女性キャラから「可愛い顔」だとは言われておりましたが。

計ちゃんのコンセプトは「普通の高校生」らしいので、顔もてっきり一般的なものだと思っておりました。


お次の注目インタビューはこちら。

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掲示板で奥先生は加藤が好きという情報は得ておったのですが、まさか「憧れの男」とまで言い切る程のものとは…!

でもそうだとしたら納得いく描写があるんですよね。

まず加藤は作中 裸にならないのですよ。

いやこれマジなんです。

主人公の計ちゃんなんか5話の時点で全裸になってるのに、加藤は32巻の立ちションシーンでさえ鉄壁を誇っておるのです。

尻さえ出していないのです。

337話、確認してみてください。

それと、36巻368話でみんなが童貞談議に花を咲かせている中、何故かその場にいる筈の加藤だけ話に入って来ないのですよ。

厳密にはコピー計ちゃんも入って来ないのですが、計ちゃんはねぇ、非童貞である事は読者がよく知っておりますから。

加藤は話に入らないどころかコマ内にすら登場しない。

これは「憧れの男」の童貞の有無をはっきりさせない為なのではないでしょうか。

作中で描かれる加藤の計ちゃんへの憧れは、作者の加藤への憧れとして描かれているのかもしれませんね。


ここからは前回 記事にしなかったキャラについて語っていこうと思います。

まずはタケシ。

この子すごいですよね。

筋肉ライダーという最強の父ちゃんに守られ生存し続けているからというのもありますが、多分 未就学児であるにも関わらず、大阪編で26点も獲得しとるのですよ。

あのままミッションが続いていたら小学生ぐらいで100点いってたでしょうね。

それどころかこのままいったら中学生ぐらいで風を倒しそうな勢いだと思います。

それとタケシは精神的にもすごく成長したように感じました。

最初の方はやはり子供らしく人の死体を見て泣いたりしていたのに、カタストロフィの頃になると人が目の前で真っ二つにされても無表情だったり、むしろこんな子供が慣れてしまうのはどうなんだと心配になるぐらいです。

一番すごいと思ったのが27巻295話。

最後のミッションなのになかなか帰って来ない計ちゃんに膝を付いて泣き始めた加藤に「ホラ……」と言って後ろを向かせたあの時、鈴木のおっちゃんが憑依したかな?と、思うぐらいには成長を感じました。

あのシーンのタケシと加藤はどっちが高校生かわからないぐらいですよねw

同時に加藤ってヒロインだっけ?と思ったシーンでもありますw

その場にはガンツのヒロインの1人であるレイカちゃんも居て、なのにレイカちゃんそっちのけでまず泣き始めたのが加藤なんですよね〜

主人公が死んだかもしれない事についてヒロインより先に膝を付いて泣き始めたのは、身長190cmで主人公と同学年の同性である親友というのが私がガンツにハマった理由なんだと思います。

そしてそんな高身長のケンカにも強い男子高校生に希望を与えてくれたのが、小学生になるかならないかの子供というのも私がガンツにハマった(略)

ところでフィクションにすごく無粋な疑問をぶつけるのですが、タケシの戸籍ってあのクズ女の子供のままなんですよね…

風は確かまだ高校生ですし、このままの生活ができるのかというと…

いつかは養子縁組するとしても、養親になるには確か成人している事が条件の1つだったと思うので、風が成人するまでが問題ですよね。

鈴木のおっちゃんが生きていればそこら辺も解決しそうなんですが…おっちゃん( ´•̥ω•̥` )

メアリーちゃんはどうなんでしょ。

メアリーちゃんが成人してたらまだ希望はありそうですが。


お次は稲葉。

稲葉の恐怖心ってすごく一般的だと思うんですね。

誰が相手だろうと絶対勝つ精神をお持ちの計ちゃんの方が少数派と言いますか。

そしてこれは計ちゃんもそうなのですが、稲葉もまた鈴木のおっちゃんから戦闘力を得ているのですよね。

かっぺ星人の時からそうですが、稲葉の好みってレイカちゃんだと思うのですよ。

そんな好みの人がオニ星人の時に殺されそうになっているのに、それでも稲葉は恐怖で動けなかった。

そんな常に恐怖に晒されてきた稲葉が、ラストミッションで鈴木さんが瀕死になると驚異的な戦闘力を開花させた。

稲葉は計ちゃん達の訓練に参加していなかったのですよ。

そしてそれまでのミッションでもろくに戦闘して来なかった。

そんな訓練も戦闘もして来なかった圧倒的経験不足な稲葉が、ラストミッションという岡八朗のスーツを身に着けた人を殺す星人がいるミッションで、その場にいる星人を殺し切ったのですよ。

100点を取った時に貰えるあのZガンも使わずに。

まぁダビデ星人は攻撃力に全振りしたみたいなキャラで防御力はそんなになかったみたいですが。

イカちゃんがラストミッションで狙撃だけでかなり点数稼いでいたみたいなので多分そうなのでしょう。

そんなやれば出来る子を出来る子に覚醒させたのが、稲葉の好みの子(レイカ)ではなく、奥さんに先立たれた中年男性というのがツボに入りました。

これ計ちゃんもそうなんですよね。

3巻では巨乳美女との同居に興奮していたのに、12巻からは中年男性を戦闘のパートナーとして慕うのですから鈴木のおっちゃんがいかにすごいかわかります。

本当、惜しい人を亡くしました…

風とタケシとおっちゃんの同居生活も見てみたかった。