貴腐人の感想と日常

キャラクターを性別問わずカップルにするのが好きな人間による作品感想がメインのブログです。 作品感想以外のことも記事にします。

【大穢】汐留A〜静馬までの感想

前回↓

https://ulas.hatenablog.com/entry/2025/08/30/183200?_gl=1*1wkzd8m*_gcl_au*Mjc1MzAxMTU1LjE3NTUyODA0NzI.

の続きです。

大穢( https://adeltaz1.wixsite.com/owen )は18禁ゲームなので18歳未満の人と、エログロが苦手な人は当記事を読まないようお願いします。

ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【汐留A】

それまでのルートから示唆されていた施主は豊洲であるという可能性が事実である事が確定した汐留Aルート。

ただ施主であると語られただけで他は何もわからなかったので今後のルートに期待ですね。

 

あと静馬が佐清であるというのもはっきりと肯定はされませんでしたがほぼ確でいいみたいですね。

 

このルートでも島に居た時はあれだけ大崎に献身的だった有明が、大崎が汐留の裁判で証言すると伝えた途端別れを伝えたのは大崎の心が自分にはないと悟ったからなのでしょうか?

それなら他の生き残ったルートでも別れを伝えそうなものですが。

それだけ汐留が苦手だったのか。

不健全な人しか愛せない故なのか。

このルートの大崎も結構な不健全さをお持ちだとは思いますが。

 

有明Aと似た感じで健全なルートだったので大崎の方から追いかける方が健全になれるだなぁと思いました。

 

汐留が身を呈して大崎を庇ったのは本人の談にもあるように弁護目的もあったのでしょうが、仲良くなりたいという大崎との会話があったからかもしれないとも思いました。

面会で先生の話をした後は汐留の方も完全に大崎に落ちている感じなのが…ホント大崎は犯罪者を落とすのが上手い(語弊)

 

まさか品川くんが汐留の出所の車を出してくれるとは思いませんでした。

まぁ敵意はむき出しでしたが、大崎を取られたという想いと同族嫌悪みたいな所もあったのでしょうね。

最後にはちゃんと話してくれて良かったです。

 

人にはなれないけれどお嫁さんにはなりたいという汐留の言葉に激萌えました(*´Д`*)

これ汐留にとっては最上級の言葉ではありませんか…!

人になれないなりにも大崎がくれたものを返そうとしている感じが最高でした…!

 

 

豊洲

このルートで大体の謎がわかるのかと思いましたがそうはなりませんでしたね。

もう1人の施主とやらのルートで判明するのでしょうか。

大崎の名前がキレイで惚れ直しましたし、「選び出して 緋色」の意味を知って悶絶しました。

あと新木場さんとの親子愛が眩し過ぎて汐留Bが好きな自分は罪悪感に苛まれました。

こちらでの親子愛を見るに、大江島での電話口で新木場さんから言われる「愛してる」も多分本気で言ってくれてたんでしょうねぇ。

もちろん妻という体を取ったのもあるのでしょうが。

 

めちゃくちゃ最低なんですが、豊洲とはヤらないのかと思ってしまった事をお詫び申し上げたい。

 

 

【日出】

もう1人の施主は日出だったとわかるルート。

日出の母親が大江杏の付き人でその縁で姉妹のように育った日出が、大江杏は日出の母親の手を借りた自殺だったにも関わらず他殺だという思い込みから犯人をあぶり出す為に罪状のばら撒きから始まる一連の犯行を行ったそうです。

何故あのメンバーだったのかは汚職警官の芝浦希次がメンバーの事件簿を日出に渡したからだそうで。

ちなみに芝浦も大江島のメンバーだったのですが、大江島に来る前に日出に殺されていたそうで…序盤で大崎が乗る列車の事故(厳密には事件)の被害者が芝浦であるとは以前より示されていましたが、まさかすれ違う少女が犯人でそれが日出だったとは…犯罪者だらけの大江島で例え未成年者でも例外ではなかったとわからせられました。

とは言っても諸悪の根源は芝浦という汚職警官な事を考えると何とも言えないですね…

 

大崎はこのルートでも攻略キャラの引き取り手になっていてこれも新木場さんの親子愛のおかげかなとウルッときました。

 

そう言えばこのルートで初めて船野が生きて島から出れたんでしたっけ。

毎度毎度船野が死んでから物語が始まるみたいな所があったので生きて出られたのは良かったです。

ただまぁせめて救助要請はしてほしかったかな。

静馬が居なかったらまた島中を燃やす事になっていましたから。

 

その静馬、日出を止めてくれた時は市場前ルートを思い出してテンション爆上がりしましたね。

あまりにもかっこよくて。

ただ日出から故意に恨まれるような素振りをしていたのは気になりました。

理由は静馬ルートで明かされるのでしょうか。

 

個人的に他のルートより有明の魔性具合が増しているように思いました。

毒虫の話に「僕があらぬところを刺された場合も、吸い出してくれますか?」と大崎に聞いたり、月が綺麗ですねをかましてきたり、あげく苦手な汐留と施主だと確信した日出を鉢合わせるとか…まぁ大崎を守る為だったのでしょうが。

大崎の方も(有明さんに惹かれていくのを否めない)とか思っていますし、こちらでは後々有明と引っ付くのでしょうか。

 

青海先生には惚れ直しました。

他ルートよりも一層日出を気にしているような素振りが多く(電話の破壊後、停電時、三日月に行った日出の帰りを待っていたり等)、もしかして豊洲ルートの日出の死(偽装)にショックを受けたのを覚えていたのかと思っちゃいましたね。

市場前と汐留による釣りの時のお茶目さも意外でした(*´ω`*)

 

後は新橋も他ルートより随分態度が軟化していて(島を出てからの食事の約束、大崎と有明と日出を見て「お生みになったのですか」という冗談を言ったり)、やはり殺人事件という出来事が彼を疑心暗鬼の権化みたいにさせていたのだなぁと思いました。

 

汐留は己が誰に殺されそうになったのかを言わないでおく優しさ?を発揮してくれましたし、竹芝と共に大崎へのアプローチ(酔った時や夢の話の時)もあって、このルートってもしかして大崎ハーレムな部分も持ち合わせているのかと思って萌えました。

 

 

【船野】

それまでの7人のルートでは序盤で退場し、8人目の日出ルートで初めての生還を果たすも救助要請もせずに逃げられるという攻略キャラ、船野といかようにして仲良くなるのかとワクワクしていたら全く別の事に意識を持って行かれました船野ルート。

かまいたちの夜2の官能編を思い出しました。

かまいたちでは悪霊の墓を壊したという理由がちゃんとありましたが、これ最後まで有明、新橋、青海、竹芝、市場前、汐留がああなった理由がわからなくないですか…?(困惑)

私が見逃しているだけならご指摘いただけると助かります。

これも18禁のボブゲ、しかも主人公は総攻という立場を思えばある意味プレイヤーへのご褒美だったのですが…

有明や竹芝だけだったらまぁわからなくはないのですが(失礼)、青海まであの調子だったので終始困惑しておりました。

 

しかしこのルートの有明は面白いですね。

初日の深夜の物音はまさかの「あなたの肌に触れる機会があるかもって…爪を切って整えていたんです…」だと判明した時は「やっぱお前やったんかい!」ってなりましたwし、大崎のモノを評して「すごい、火葬しても残りそう……」と言った時は「何食ったらこんな褒め言葉(褒め言葉?)思い付くんですかw」って思いましたw

 

そんな発情期の面々を前に「隅を歩く白蟻の行列を眺めていた」豊洲には笑いましたw

あと帰ってからの静馬への報告もずっと笑ってましたねw

静馬のツッコミが面白すぎてw

まさかの小数点w

 

報告が終わってからの船野の事情等も聞けましたが、一番びっくりしたのが船野の年齢。

まさか汐留と同じだったとは…まぁ大穢のキャラは大体苦労していますが、見た目が老けるぐらい船野も苦労したのだなと。

大崎が他の面々との縁を切って船野一筋になれる未来を待っています。

 

 

【静馬】

こちらではまさかの静馬が大江島に向かうという展開。

その間大崎は台場家の別荘で静馬の電話報告を受けるという依頼内容に変更。

依頼通り別荘に行くと謎の女性が生活しており…

 

謎の女性は静馬の元奥さんだったり、静馬が卵焼き(日出くん)にメッタ刺しにされて帰ってきたり、静馬はやはり静馬ではなく佐清だったりと静馬関連の謎が解けるルートでした。

最初(有明ルート)こそ怪しさ全開でそれこそ新木場さんの如く大崎には関わらせたくないと思った静馬こと佐清が、ただの弟を諌められなかったお兄ちゃんな事がわかってここまでのルート(汐留Bや市場前や日出)の行動も相まって大崎並に好きなキャラになりました。

 

これからも大崎のお兄ちゃん兼恋人として生きて欲しいですね。

 

で!

静馬ルートを終えると登場人物や事件簿などが全て見れるようになるのですがこれがまた面白くてですね。

有明の項の大崎以外のキャラの印象とか、静馬ルートでは大崎と船で会わなかったから有明も大江島に行かなかったとか、市場前が大崎より長生きしたとか色々と衝撃の事実がわかって作中の事件の真相もさることながらそれぞれのキャラ達のその後の人生がわかって最後まで楽しませてもらいました。

 

アデルタ作品は古書店街の橋姫もプレイさせてもらいましたがこの内容をシナリオ、キャラ、背景、スクリプト、BGMとほぼ1人で制作されているくろさわ凛子先生のすごさに毎回驚かされます。

楽しいゲームをありがとうございました!