という事で抜群のタイミングで最終巻刊行が決まった「傭兵の男が女神と呼ばれる世界」の2巻目の感想を書いていきたいと思います。
注意事項としましてはかなり長い感想になった事と、ゴート×雄一郎という愛人カップリングを好きになってしまった読者の感想である事。
どうしても我慢できずに野原耳子先生がツイッターで上げてくださったゴート×雄一郎の話、「世界の果てで祈りを捧げる馬鹿もの」を読んでしまった事による、盛大なネタバレが含まれている事となります。
愛人カップリングは許せない、ネタバレは嫌だと言う方は読まないようお願いします。
まずはなんと言っても表紙ですよね。
ゴー雄民へのサービスかな?と思うぐらいにはゴー雄がゴー雄してて頭が爆発しそうです。
左にゴート、右に雄一郎って並びがもうゴー雄だし、何より2人きりの表紙ってなんだよ!
チェトは?ベルズは?ヤマは?イヴリースは〜?
何で2人きりなんですか!?
いいぞもっとやれってなりました。
といっても表紙のゴート、なんだか表情が切ない感じで見てるこっちまで辛くなります…
登場人物紹介にもゴートが居る!
メインカプ3人が居るのはわかりますが、ゴートどんだけ人気キャラなのでしょう。
人気キャラだからこその表紙登場なのでしょうが、2巻で奥さんと共に重要な仕事をしてくれるチェトさえも居ないのに2回目の登場人物紹介!
まぁね、3巻に乗る予定のゴー雄では実質3人目のだn(´ρ`*)ゲフンゲフン
さて本編感想です。
恒例となった夢の中でのオズワルドのカウンセリングから始まる2巻。
オズワルドが好きなのもあってオズワルド×雄一郎も良いなと思っているので、夢の中だったとしてもこう何度も登場されると現実世界でも出て来ないかな〜と期待してしまいます。
ゴートに扉越しに起こされ、側で寝ていたノアも寝ぼけ眼で起きる事に。
そんなノアの頭をクシャクシャっとやりながら「いいから寝ていろ」と言う父性全開の女神様に惚れます。
扉を開けるとゴートから「お楽しみ中でしたか?」と揶揄され「ぶち殺すぞてめぇ」とにこやかに返す隊長。
ゴートと雄一郎のこういうやり取りが好きです。
しかし1巻の番外編によると「お楽しみ」後の隊長は「目のやり場に困る」程の色気を振り撒いているそうなので揶揄ってやり過ごさないとやってられなかったのかもしれません。
アム・イースには既に女の女神が居た事がイヴリースより語られます。
女の女神とわざわざ言わなきゃいけない所がこの小説の良い所ですねw
この時 己が女神である事を信じられない雄一郎に対してイヴリースが「貴方が女神様です」「貴方は美しい」と言うのが印象的でした。
イヴリースってどちらかというとヤマに近いというか、真面目な性格で思っていても上司にこういう事は言わない人だと思っていたので。
いや実際真面目なんですが。
そんな真面目な人ですら面と向かって「美しい」と言わしめるほど女神の惹き付ける力というのは絶大なのか、それともイヴリースも黒に惹かれる者なのか。
そういえば1巻の番外編ではチェトも女神に「憧憬と高揚」を覚えていたようですし、女神隊の隊長格ではヤマとベルズぐらいなんですかね〜雄一郎に過剰な感情を抱いていないのは。
これ程の言葉をかけられてもやはり信じられない雄一郎。
それでも忠実な部下の為に女神を演じる事を決めるのでした。
雄一郎のこういう期待に応えてしまう所が女神に選ばれた理由の1つなのかもしれないなと思いました。
アム・イースへの部隊には1巻で王都を襲撃した敵軍の投降兵も混じっているという事で、キーランド総大将が反対して来ます。
ここで先程イヴリースから向けられた盲信とも呼べる感情とは真逆のものをぶつけられる雄一郎。
それに俺はただの傭兵だと返します。
今の雄一郎にとってキーランド総大将は貴重な戦力の1つというのもあるでしょうが、こうやって意見してくれる人が居るのは良い事なのかもしれないなと思ったり。
周りが肯定派ばかりなのは危険ですからね。
それにキーランド総大将って雄一郎の事を良く思っていない筈なのに、雄一郎が女神である事を否定した事はないんですよね。
こういった人ほど偽物女神とか言いそうなのになぁと結構意外でした。
キーランド総大将のこういう所が好きです。
ゴートと共にアム・イースの様子を見ているとゴートの奥さんが朽葉の民である事が語られます。
この時の雄一郎の対応が好きです(*´˘`*)
ゴートがアム・イースに私怨があると言った時に「ここでは堪えろ」と言うんですね。
1巻でゴートが両親や妻子の仇討ちをしようとしている時もそうでしたが、雄一郎は決して復讐自体を止めようとはしないんですよね。
妻子を喪うという同じ傷を持つ者だからというのもあるのでしょうが、時と場所さえ考えれば私怨を晴らすのも全然okというスタンスな所が良いです。
アム・イースの目の前で軍を展開しそのまま待機していると、朽葉の民の長の娘2人、キキとククが出てきます。
その2人と交渉(という名の脅し)に入る雄一郎。
この時 矢を射られたイヴリースを思い出して怒る雄一郎が好きですね〜
段々と元の雄一郎に戻りつつあるというか、部下思いな面が出て来ています。
ククは偽物だと思いながら会った雄一郎が本物の女神なのではないかと思い始めている模様。
どうやらククの方は黒に惹かれる者のようで…
兵士2人は解放できるが、テメレアだけはもう1人の女神アオイの許可がないと解放できないと言い、雄一郎にアオイの説得を頼んで来ます。
この時ゴートが「我々の女神様にそんなくだらない役割を押し付けるつもりか」って言うのに興奮しました(;´Д`)ハアハア
ゴートの事ですから相手を見てわざとこういう言い方をしたのはわかるのですが、それでもゴートの口から「我々の女神様」って言葉が出ると興奮しますε٩(º∀º)۶з
もう1人の女神アオイを説得しに行く為にキキと共にアオイの居る場所へと向かう雄一郎。
道中キキとの会話でキキから「貴方は下衆だ」とか言われながらそれを心地良く受け止めてしまう雄一郎を見ていると、雄一郎にとっての女神という役は本当に重荷なのかもしれないなぁと思ったり。
その時の会話では同時に、人質として残る事になったククから雄一郎を決して死なせてはならないと言われた事を明かされます。
ククさん大正解!なんですが、この時 雄一郎を下衆だと言った方が後に雄一郎と行動を共にするようになるのが、この物語の面白い所だなと思いましたね。
で、もう1人の女神アオイ様はというと…自分は特別な何かであると信じたい気持ちを拗らせ過ぎたメンヘラ女子高生でした。
この時の葵の反応を見るに、葵も何か辛い過去を負っているのかもしれないと感じました。
テメレアは雄一郎に会いたくないと言っている、反乱軍を知らずに匿った等と嘘を吐いて雄一郎を揺さぶりますが、ノアから送られた金の鎖についてある石を通じてノアが嘘を看破。
雄一郎はノアに「俺でいいのか?」とか聞いちゃったりします。
1巻の最後辺りでテメレアに「お前は俺の傍に居なくていいのか?」と聞いちゃったりもしてますし、この女神、普通に可愛いですˊ͈ᵕ`͈
葵は雄一郎が帰らないと言うと雄一郎に無実の罪をきせて見張りの兵に雄一郎を捕らえさせようとしますが、そこへキキが参戦。
見張りの兵を押さえつけます。
さすがキキさん、相手が下衆でも仕事はする。
妹の事がとても大切なのですね。
ノアの願いにより石を通じて現れたイズラエルを見たキキは、そこでようやく雄一郎が女神だと認めます。
この時の、女神かと問われて「さあな」とは返せなくなった雄一郎が可愛い…!
やはり雄一郎は受!
で、イズラエルは葵は雄一郎が死んだ時のスペアなのではないかと推測します。
もしくは軍を率いる女神と、子を生む女神を分けたのではないかと。
ただイズラエルも神の真意を量りかねているよう。
それを聞いた葵ちゃん、王に愛されたのは自分だったのかもしれない、なら雄一郎が死ねば王に愛されるとして、雄一郎を殺すようアズラエルに命じます。
アズラエルというのはどうやらイズラエルと同種の、神の言葉を伝える龍のようですね。
雄一郎を殺そうとするアズラエルに対してイズラエルが雄一郎の事を「僕の女神」と言った事に(;¤̴̶̷̤́д¤̴̶̷̤̀)ハァハァ再び。
アズラエルが運命と言う言葉を発したのを聞いた雄一郎が怒るのですが、この時 死んだ人間の事も考えるのが雄一郎らしいなと思いました。
雄一郎は割とさっくり人を殺しますが、己が人殺しである事を忘れず、死んだ人間の事も忘れないんですよね…
イズラエルもそうでしたが、アズラエルもどうやら雄一郎が任務で妻子を殺してしまった事を知っている模様。
その事に触れられた雄一郎はガチ切れし、今まさに自分が殺されそうになっているのにそれでもアズラエルを殺そうとします。
そんな雄一郎に情欲の目を向けるアズラエル。
「もしもきみが私の女神だったら、きみを傷つける何もかもから守ってあげたのに」と言って雄一郎を確実に殺せる高さから落とします。
アズラエルの反応を見ていると基本的に女神は慕われる者であり、中には黒に惹かれる者も居るとはいえ、やはり雄一郎自身の魅力が周囲を惹き付けている部分もあるのだと思いましたね。
アズラエル×雄一郎もあると思います(*´꒳`*)/ハイ!
落下しながらこれで楽になれると1度は思ったものの、後悔の涙を流しながらイズラエルを呼ぶ雄一郎。
女神の荷は重いでしょうが、この世界に来て良かったのかもしれませんね。
少なくともオズワルドが庇ってくれた時点では後悔できなかったと思いますし。
イズラエルが来ても無事着地とはならず、テメレアが何とか引っ張り上げようとしますが叶わず、「一緒に死んでください」とまで言うテメレア。
この時点でのテメレアって既に葵に会っている筈なんですよね。
イズラエル曰く葵は偽物というわけではないので、仕え捧げる者としての呪いが葵に対してどうなっているのかがちょっと気になります。
雄一郎と一緒に落ちそうになっていたテメレアを引っ張り上げてくれたのは、キキたち朽葉の民でした。
落下による死亡は防げたものの、アズラエルに付けられた傷によって今にも死にそうな雄一郎。
そんな雄一郎にイズラエルは「君を死なせとうない」と言い、己の血を雄一郎に与えます。
イズラエル×雄一郎もあ(ry
龍の血で何とか九死に一生を得た雄一郎はテメレアの肩を噛み、何度か血を飲む事で完全復活します。
復活して第一声が「俺に会いたくないと言ったか?」だったもので、デレが凄いんですけど何この女神様可愛くない?え、ページが増す毎に可愛くなっていくんですけどこれが素の尾上雄一郎なの?まじヤバくない?ぶちおか案件んんんんんんんんんんんんんんんってなりました。
そして女神様の落とし文句「お前は俺のものだ」発言!
これゴー雄の時にゴートにも言ってましたけどこれ女神様は無意識で使っているのか故意なのか…故意ならかなりの小悪魔!
いいぞ、もっとやれ(((っ •̀ - •́ )っ
雄一郎は助かったものの、イズラエルは変わらずの重傷で…そんなイズラエルに「治るか?」と声をかける雄一郎にキュンとしました。
反乱軍からの攻撃に朽葉の民と共に戦う事にした雄一郎。
朽葉の民が持つと言われている無線能力を活かす為にククと連絡を取るようキキに命じます。
しかしククは未だ人質でゴートを呼ぶ為に暴れた為、兵士の1人に殴られてしまいます。
大事な妹を殴られて激おこなお姉ちゃんの溜飲を下げる為に「代わりにゴートを殴らせてやる」と約束する雄一郎に笑いましたw
何とかゴートと話が出来るまでにしたククでしたが、雄一郎からの伝言だと聞いてもゴートは信じられない模様。
そこで雄一郎は「疑うのであればニコライへの復讐はなし」というククが知り得ない情報で信じさせます。
即座に「指示をください」と返すゴート。
ゴートのこの疑り深さも雄一郎が全幅の信頼を置くまでになった一因なのでしょうね。
信頼し過ぎてゴートがわけのわからない内に殴られる約束をする程にw
ゲリラ戦を行う為に自らも戦おうとする雄一郎を、女神が自ら手を汚す必要はないと止めるキキ。
もうすっかり雄一郎を女神だと認めていますね〜
やはり朽葉の民の女神信仰は厚いようです。
ゲリラ戦の最中、敵兵が「女神は殺すな!」と言っているのを不思議に思いながら聞いていると、援護としてチェトが到着。
「援護が必要でしたか?」と言われるほど圧倒的な強さで敵兵を制圧した雄一郎とキキ。
ここで次の任務の指示を出した雄一郎の顔に先程の敵兵の血が付いているとチェトが拭うシーンが挟まれ…
「汚れなんか構わん」という雄一郎に「せっかくの美しいお顔がもったいない」と返しながら男の色気を振りまくチェト。
チェトって1巻の番外編で女神の演説を憧憬と高揚を持って思い出していましたからね〜
普段は真面目なイヴリースでさえ面と向かって「美しい」と言う程ですから、イヴリースよりかは軽いであろうチェトが黙っている筈もなく…
更にここでキキからチェトが東の部族である事も明かされます。
東の部族は重婚ok、口説き魔である、おおっぴらに売娼をする等、性に開放的な部族ということで美しい女神様を放っておけなかったようです。
これ国母の事がなかったら確実に食われてましたね、チェトに。
チェトは女神が国母である事はもちろん、一途で執念深いゴートに想われている事を知っている上での「たらし」ですから。
女神様のモテ具合ヤバすぎです。
ゴート副官からの牽制はキキの機転という事で女神様に褒められるキキ。
この時のキキの喜び方が可愛い…大の大人を切り伏せる腕力のある兵士が女神様に褒められて子供みたいになるとか萌えます。
ここでまさかのノアの上の兄、エドアルドが登場。
なんと雄一郎を自軍へ勧誘し始めます。
先程の戦いで「女神は殺すな」という指示を出していたのはどうやらエドアルドだった模様。
エドアルドに付くと葵に殺されると返す雄一郎にエドアルドは、雄一郎が自軍に来たら雄一郎を女神とするという約束までします。
しかも自分の子を生むのも雄一郎で構わないと言う始末。
なんだか葵が可哀想になってきました…まぁ確かに雄一郎おじさんを痴漢に仕立て上げようとしたり嘘吐きまくったりはしましが、葵も突然この世界に飛ばされた被害者なんですがね…
エドアルドはロンドと違って私怨でノアを殺そうとしているわけではないようで。
「蝶の羽ばたき」というのがなんなのかはまだわかりませんが、エドアルドはエドアルドなりにノアを想っているようですね。
給料も望むままという破格の誘いを「どうしても、絶対に、イヤだからだ」という子供のような言い方で断る雄一郎が可愛い…そんな可愛い女神様の態度に口元を綻ばせながら雄一郎を死体にしてでも自分のものにすると宣言。
同じ女神である葵に対する対応との差が激しいんですけどコレ、雄一郎は「正しき王」の一族を魅了する何かを持っているんですかねぇ。
今の所「正しき王」とその異父兄、正しき王の従兄弟、そして兄から矢印向けられてますが…
これにチェトとイヴリースも入りますからやはり雄一郎自身の魅力というのが大きいのかもしれません。
実際読者から見ても可愛いですし。
時間切れで去っていったエドアルドをよそ目に空から現れたのは飛行艇でした。
その飛行艇から落ちてくる焼夷弾により燃える筈のないアム・イースが燃え盛ります。
この時に雄一郎は焼夷弾の脅威からキキを守る為に覆い被さったのにキュンとしました。
まぁこれまでキキは雄一郎を見張りの兵や敵兵から守ってくれたりしましたからね。
落ちそうな所を引っ張り上げてくれたり。
雄一郎は最初にこちらの世界に来た時もテメレアとノアを地面に伏せさせたりしてましたし、こういう描写に弱いです。
焼夷弾によって燃え盛るアム・イースからの撤退命令を拒否するキキ。
この時の雄一郎の言葉がとても好きでしてね〜
「貴方には分からない!」と言うキキに「なら、それを説明しろ!言葉に出そうともせずに、誰にも理解されないと思い込んで最初から口を噤んでいるのはお前達の方じゃないか!」と言って朽葉の民を決して見捨てようとしないんですね。
それどころか「私達は森の外の世界を知らない」と言うキキに「俺が檻の外での生き方を教えてやる」「汚れるかもしれないが、自由になれる」と言ってキキに手を差し伸べてくれるのですよ。
いやもうこんな事言われたら女神様じゃなくても付いて行きたくなると言うか。
というか雄一郎って無自覚なだけで元の世界でも相当矢印向けられてそうだなと思い、野原先生のツイッターを検索してみたのですよ。
そしたらやはり雄一郎は異世界に来る前から女性や男性にモテていたそうで…!
雄一郎は雄一郎自身の魅力で以て女神になったのだと納得しました。
その後ゴートとテメレアと合流した雄一郎。
この時の葵の話題が出たゴートがめっちゃ好きです(*´˘`*)
葵を「イズラエルが言っていたヒステリックな女か」と吐き捨て…
ってかイズラエルの葵評が的確で笑いましたw
「俺達にとって、貴方以外は偽物なんですよ。〜〜〜貴方は、もう女神の椅子から降りられないし、俺達と最後まで戦う義務がある」と強い口調で雄一郎を圧倒します。
出会った時から飄々としていて笑い上戸で、1を言えば10を理解してくれる優秀な副官が段々と女神に対する想いを表に出してくるのが堪りませんね(;´Д`)ハアハア
それだけゴートの雄一郎に対する想いは時が経つにつれ深くなっていっているのでしょう。
そこへノアとキーランド総大将が到着。
正規軍の到着が遅れたせいで甚大な被害が出たと謝罪するキーランド総大将。
しかし雄一郎は援軍の情報は敵に漏れていたので正規軍が遅れていなかったら被害はもっと酷かったとして不問にします。
「反省することも大切だが、それよりも俺はこれからのことを考えたい」雄一郎のこういう失敗をいつまでは引っ張らない所もホント好き…こういう所も「指揮官として優秀」と言われる所以なんでしょうね。
雄一郎を知れば知るほど沼に落ちます†┗┓沼┏┛†
そりゃあ副官も強い口調になりますわ。
本陣ではキキとククが抱き合っている姿が目に入ります。
そこでキキにゴートを殴らせる約束を思い出した雄一郎。
何の説明もなく「悪いが、あとでキキに一発殴られてくれ」という女神に追い縋るゴート副官。
女神様と一緒に笑いましたw
その後昏倒し、7日ほど眠る事になる雄一郎。
龍の血を飲んだ副作用だとか。
その間にノアが王としての使命を果たしていたのには雄一郎と共に驚きました。
ノアも段々とかっこいい夫になって来ました。
目覚めたばかりの雄一郎を世話するテメレアとの会話で「俺が面倒なら、葵のところに行った方が良かったんじゃないのか」という女神様にまたしてもキュ━(*ノωヾ)━ンとなり申しまして…
自分では「面倒くさい女みたいに、試すような言葉を言った自分がひどく情けなくて恥ずかしかった」と思っていらっしゃるようなのですが、その恥ずかしがる女神様にもまたギュンギュンしましたね。
いやもうどんだけ可愛いんだこの女神。
その後まぁ当然の如くおせっせに突入するのですが、最中「貴方が私の子供を産んでくれたら」と言うテメレアに「おいで」と言って抱きしめる女神様にまたしてもギュンギ(ry
テメレアに「おいで」と言うのは2度目ですよね〜
女神様のこの「おいで」にも弱いです…!
翌日遅くに起きた雄一郎にまたしてもニヤニヤしながら好奇の目を向けてくるゴートに「仕方ないだろう、昨日は久々のお楽しみだったんだから」とまさかの下ネタ返し。
そんな雄一郎に赤くなったのはテメレアで、ゴートはゲラゲラ笑うのみ。
この時初めて雄一郎はゴートはおろか女神隊の誰とも下品な話をしていない事が発覚しました。
ほぼ男で構成されている軍隊なのでむしろそういった話題がメインなのかと思っていたのですが…リアルでも上官に対してはそんなものなのでしょうか。
ここでチェトに3人の妻がいる事、3人共チェトの故郷に居るのでチェトはゴートと遊んでいる事が明かされます。
「チェトと寝てるのか?」 と問う雄一郎に「勘弁してくださいよ。たまに娼館なんかに一緒に行っているっていう意味です」と返すゴート。
私も雄一郎と同じ意味で取ったのでびっくりしました。
ここのやり取りがすぐ後の切な過ぎる質問に繋がるとは思いませんでしたね…( ๑´•ω•)
その後下ネタを言った男子を軽蔑する女子のようになったテメレアに促され食事する事に。
テメレアが食事を運んで来る間ゴートはテメレアが昨夜残した雄一郎へのキスマークを指しながら「大変ですねぇ」と声をかけます。
浮気なんかしたら殺されるだろうと話す2人に、3巻に収録予定のゴート×雄一郎を思い出して感慨深くなったり…
こんな話をしている2人が後に浮気の当事者になるんですものねぇ。
まぁこの時点でのゴートも多分本気が入っていると思いますが。
でないと「俺と遊びますか?」なんて聞かないと思うのですよ。
先程のチェトの話題と似た物言いに「お前と娼館に遊びに行くのか?」と返す雄一郎に対し、真意を読み取れない笑みを返しながら「冗談ですよ」と高らかな笑い声を上げるゴート。
ここね〜、もう、すごい切ないです。
私は結構人の機微に疎い方なのですが、それでもここのゴートが雄一郎に片想いしているのは痛い程わかりました。
本気で恋愛したい人を目の前にしながら「冗談」だと言わなければならないゴートの心境を思うと…( ´•̥ω•̥` )
笑うゴートに「お前の首が飛ばされたら剥製にして飾ってやる」と意趣返しする雄一郎に「大事にしていただけるなら俺の首なんかいくらでも差し上げます」と答えるゴート。
この時ばかりは雄一郎にもわかるような本気の声で…
もう、ほんっと!ゴートなんなの!(_`・ω・)_ダンッ
こんなの、こんな…腐女子はハマるしかないじゃないですかああああああああああああ!!!
という事で、1巻の番外編から既に沼ってたゴート×雄一郎にここで更に沼りました。
ノアやテメレアには本当悪いんですけど、ゴートに幸せになって欲しいんです…
好きな人と今度こそ添い遂げてもらいたい(人 > <,,)
ゴート、テメレアと食事しながら現状の話をしているとエドアルドの話題へと移ります。
そこへやってきたノアも加えてエドアルドの生い立ちなどを聞く雄一郎。
雄一郎以外が知っているエドアルドはひたすらに無口だったようですが、アム・イースの森で出会ったエドアルドはよく喋っていたと話す雄一郎に驚く一同。
そう言えばエドアルドに会った事を話してなかったと気付いた雄一郎にノアとテメレアが金切り声を浴びせるのですが、この時ゴートは2人から出る鼓膜を刺激する声を予測していたのでしょう。
ちゃっかり1人だけ両耳を塞いでいて笑いましたw
ノアとテメレアにエドアルドについて詰問されまくる流れから、今度はゴートにまで「そもそもまだ元の世界に戻りたいんですか?」「元の世界に戻る意味はあるんですか?」「何を望んでいるんですか?」と問われる雄一郎。
この時のゴートも「貴方はもう女神の椅子から降りられない」と言った時のように余裕がなく、まるで雄一郎が女神の役目を果たしても元の世界に帰る事を許さないような物言いで非常にドキドキしました(,,•﹏•,,)
you!そのままの流れで告っちゃいなよ(σ・∀・)σ
女神隊の旗が出来上がったのを見て「この旗を見たら、敵が小便漏らして震え上がるようにしてやりましょう」と提案するゴートにらしい台詞だなぁとほのぼのしていたら…
隊の編成をする為に席を立ったゴートへ「朽葉の民をいじめるなよ」と茶化す雄一郎。
そんな雄一郎に対して「それはノア様からもキツく言いつけられてますよ。どんだけ俺を疑ってるんですか」と返すゴートへ雄一郎は「お前を疑ったことなんか一度もないさ」とまさかまさかの会心の一撃発言。
女神様は天然のタラシだ〜〜〜(・∀・ )っ/凵⌒☆カンカン!!!となった瞬間でした。
これ言われた本人でない一読者でさえもノックダウンしたのに言われた方は、ゴートは発狂してない?大丈夫?と思っていたら案の定地の文で「当たり前と言わんばかりに返すと、ゴートは目を丸くした。その直後、困ったような、泣き笑いのような笑みを浮かべる」となっていて(º∀º*)ア- ヤッパリ?となりました。
またまたゴー雄のお話で恐縮なのですが、3巻に収録予定のゴー雄ではゴート視点も入っておりまして、そのゴート視点を読むとやはりこの時女神様から言われた「お前を疑ったことなんか一度もないさ」の言葉が決め手となって、1度は諦めようとしていた恋を成就させる為に何年も機会を伺うようになったようなんですよね。
元々密かに想っていた人にこんなん言われたら誰だって参りますわコレ。
やはりゴー雄の罪はゴートと女神様2人の罪という事になるのかもしれませんね。
ゴートが去った後テメレアの髪が結ばれていない事が気になった雄一郎は髪を結んであげる事にします。
というのもテメレアが髪を結べなくなったのは、龍の血を飲んだ雄一郎が飢えからテメレアの肩を噛みまくったせいだからで。
雄一郎に髪を結んで貰い、ノアがリボンを結ぶと何故か泣いてしまうテメレア。
そんなテメレアの背中にソッと手を置くノアと困惑する雄一郎。
このテメレアが泣いた理由はまだ明かされてないんですよね〜
3巻で明かされるのか、明かされぬまま終わるのか、気になります。
小隊長として雄一郎の元で動いていたメンバーはほとんどが中隊長として昇格しましたが、そんな中 中隊長を辞退したいとイヴリースが申し出て来たとゴートに伝えられた雄一郎は、イヴリースの元へ向かいます。
その時 隊の訓練を任されたゴートがゲロまみれにしてやる発言を有言実行しているのを見て「サド野郎」と思う雄一郎に(*´艸`*)フフってなりました。
こんなサド全開なゴートがゴー雄では乙女全開になるんですものねぇ(≖͈́ㅂ≖͈̀ )ニヤニヤ
イヴリースは何とキキに口説かれていました。
キキはイヴリースに矢を射った事を謝罪しながら責任を取らせてくれ(=結婚して)と迫っており…
キキさん、チェトのこと言えなくないですか?(笑)
いやまぁ確かにチェトは妻帯者ですが、チェトの部族は重婚okなわけで、あわよくば女神様とも結婚すればいいんじゃないと思ったり。
困ったイヴリースの前に現れる事となった女神様は「口説くなとは言わないが、無理に迫るのは止めてやれ」とやんわりキキを注意。
女神様のこういう所も魅力的だな〜と、最早 黒に惹かれる白き者みたいになっておりますが、雄一郎の上官としての気苦労も見れたのは良かったです。
その後イヴリースが何故そんなにも自分に自信がないのかが判明します。
この時の雄一郎もどちゃシコ好きですね。
キキに手を差し伸べた時のようでとても格好いいです。
自分は醜女だと卑下するイヴリースに「お前を醜女だと思った事はない」とはっきり告げ、それでも自分は醜女だと言い切るイヴリースに「誰がお前にそう思い込ませた」「俺相手じゃ喋れないなら話せる相手に話せばいい」と、イヴリースの問題にとても丁寧に向き合ってくれるんですね。
そして家族が死んでホッとしてしまった自分を醜いと言うイヴリースに「生きていくなら自分の醜さを受け入れなくてはならない」「生きて行くなら死ぬまで戦え」と言います。
雄一郎はこの時青臭い事を言っているとして羞恥心が込み上げたようですが、そんな所も可愛いんですよね(*ฅ́˘ฅ̀*)
「私はここにいてもいいですか?」「お前はここにいたいか?」「私はここにいたいです」「なら、いろ」ここね〜!ここのやり取りもね〜!すごい、好きなんですよ〜(*ノωノ)
雄一郎が黒だから、女神だから、それだけの理由で慕われているわけではないのがよくわかるのが良い…ここら辺は本当、野原耳子先生の手腕ですよね。
その後 中隊長になり、雄一郎に言われた通り前髪を切ったイヴリースの姿にゴートも嬉しそうで…私も女神隊に入りたくなりましたが、ゴート副官のゲロ洗礼を受けなければならないのかと思うとやっぱ辞めようと思い直しました....λ............
始めはノアがテメレアを拒否していた関係も、テメレアの髪を雄一郎とノアが結ぶようになってから結託するようになったようで、1日交代で雄一郎のおせっせをするようになった2人。
そんな2人に「俺はテメェらのダッチワイフじゃねぇんだぞ!」と癇癪を起こす雄一郎に爆笑しましたw
という事で3日に1度、2人いっぺんに相手する事となった女神様御愁傷様ですw
この時のおせっせで初の潮吹をしてしまう女神様に(;´Д`)ハアハア
ゴートと2度目の時も出していたなぁとニマニマしました。
ノアとゆったりとした時間を過ごす中で自身の身体が変化している事を感じ取る雄一郎。
肉の内側が柔らかくなり、髭も生えにくくなったとの事。
子を産む身体になって来ておりますな(っ ॑꒳ ॑c)
カンダラから銃が完成したとの報告を受けて面会する雄一郎。
この短期間で装填数が5発から20発になっただけでもすごいのに、更に後3ヶ月貰えれば女神様がお望みの30発以上に出来るとの事でカンダラはお褒めの言葉をいただきます。
何か必要なものはあるか聞かれ、もう1度女神様の手に触れさせて欲しいと願うカンダラ。
そんな安い事で「アゼル(許されざる者)」になるのかと問う雄一郎に、たどり着く先が断頭台だとしても女神様と共に歴史に名を残せる事が誇らしいと陶酔するカンダラ。
そんなカンダラを見て女神の呪いの本質は「狂奔」なのかもしれないと雄一郎は思うのでした。
野原先生のツイッターにアップされていた元会計士の兵士の話で、女神がもたらす「狂奔」について少し語られていたのを思い出しました。
例え兵士と言えど戦争を望んでいる者の方が少なかったのに、女神の演説を聞いた者は戦闘狂のように好戦的になると。
これもやはり神が女神にもたらした効果なのでしょうか。
ジュエルドはこれからどうするかの会議では、反乱軍に本格的に手を貸しているゴルダールで内乱を起こす事が決まります。
それを平然とした顔で提案したのがテメレアだと言うのがポイント高いですねぇ。
テメレアは1巻で雄一郎に出会ったばかりの時も「裏切り者は人ですか?」などと物騒な事を言っていましたし、仕え捧げる者が人を殺せないという制約さえなければ、雄一郎並に人を殺していた男なのかもしれません。
ゴルダールへ出発する前に聞いておきたい事があるとイズラエルを訪ねた雄一郎。
この時イズラエルが葵の事を「小娘」と称していたのに笑いましたw
ゴートには「ヒステリックな女」と説明していましたし、イズラエルの方はもう1人の女神の事、あまりよろしく思っていないようですね。
アズラエルの方は雄一郎の事を「きみを傷つける何もかもから守ってあげたのに」とまで言っていたので、やはり葵ちゃんの人格の問題もあるのだなぁと思ったり。
ただまぁ同意なく異世界に放り込まれて子を孕めだのなんだのと言われた10代少女の立場を考えると同情心は湧きますね。
ここで今までは薄っすらとしかわかっていなかった雄一郎の亡くなった妻子について言及されます。
アズラエルの時のように激昂する雄一郎でしたが、捨てられた犬のような目をするイズラエルに拳を降ろす雄一郎。
「僕のこと嫌いになったか?」と不安そうに聞いた事といい、イズラエルもかなり雄一郎のこと好きですよね⸝⸝- ̫ -⸝⸝
ゴルダールへ向かう一行の前に現れたのはノアでした。
どうしても付いて行くと言うノアを射殺すような目で見ながらも最終的に連れて行く事にした雄一郎。
この時テメレアが援護してくれるのが良いんですよねぇ。
なんだかんだとノアに甘いお兄ちゃんです。
旅立つ雄一郎に現地は寒いからと外套を差し出すゴート。
この時外套の合わせ目をピンで止めるのがなんと…ゴ ー ト な ん で す!!!!!
傍から見たらめっちゃ妻じゃないですか〜〜〜〜〜
出勤前の夫に「あなたネクタイ歪んでる」って言いながら真っ直ぐする奥さんだ〜〜〜〜〜‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››
こんなもうゴー雄の民へのサービスじゃありませんか!!!(///́Д/̀//)'`ァ'`ァ
ピンにはサザレと言う赤みがかった石が付けられており、ゴートいわく「お守り」のようなものであるとか。
腐女子脳の方は推しカプの攻が受へ石を贈ったというだけで( ゚∀゚)o彡゜ケッコン( ゚∀゚)o彡゜ケッコンってなりました。
読者脳の方はネタバレを読む前からここまで読んだ身としてなんとなくゴートがこれからする事はわかるので、この石も現在位置がわかるとかのやつなのかなぁと思ったり。
でもまぁゴートが女神様にメロメロなのは事実なので結婚という事で1つお願いしますε≡ ヽ__〇ノ
ここでベルズとヤマが婚約者である事が明かされます。
ジュエルドでは伴侶同士が同じ箇所に同じ装飾具をつける風習があるとかで、ベルズとヤマも左耳に同じピアスを付けているとか。
…ということは…ゴートの外套にサザレが付いたピンを付ければゴー雄になると言う事では…?( ゚д゚)ハッ!
チェトの故郷アム・オクタに到着した一行に声をかけたのは、チェトの3番目の妻フィーラでした。
3人の妻は姉妹で、フィーラは一番下だと言うチェトに頭を抱える雄一郎。
そんなチェトにキキが突っかかります。
一触即発な雰囲気の2人に割って入るベルズ。
そこへ「チェト、キキ。それぞれ言い分があるのは分かるが、今は仕事に徹しろ。俺を失望させるな」と言って聞かせる雄一郎にチェトとキキは謝罪します。
部下の喧嘩の止め方も上手いとか、ホント良い上官ですよね雄一郎って。
故郷愛が強い朽葉の民を火災から逃したり、イヴリースに自信を与えたり…ゴートのゲロ試練さえなければなぁ(´ㅍωㅍ`)
チェトの最初の妻エリザに会う為に館へ足を運ぶ一行。
館は1階が酒場のようになっており、酒場で気に入った人を見つけて2階より上の宿屋へ連れ込む事も出来るとか。
フィーラの不満から酒場で客に絡まれてしまうチェト。
その客を止めたのはキキでした。
好戦的なキキがここでは拳を振るわない理由が「俺を失望させるな」と女神様に言われたからというのが良いです(*´﹀`*)
雄一郎が過去に学校の先生になった気分と言っていたのを思い出しました。
なんだかんだと女神様の言葉は女神隊の鶴の一声になるんですよねぇ。
絡んで来た男達の嘲笑の的になっている女神と王の噂に感慨深く思う雄一郎。
ノアは悔しそうな顔を、テメレアやキキは怒り心頭といった顔をしている中、女神様だけは怒りもせず地方の女神信仰の現実を冷静に見ているのが優秀な指揮官ここに極まるといった感じでいいですね。
チェトとベルズは無表情ながら雄一郎の命でいつでも動けるよう、それぞれの武器に手をかけているのも良きです( ˶‾ ꒳ ‾˵)
無表情だけど内心「お前等に我等が王と女神の何がわかる」とか思ってそう。
そこへいきなり窓から銃撃される一行。
窓からの音が銃撃だとわかるやいなや雄一郎は「全員伏せろ!」と叫びます。
さすが傭兵、判断が早い。
その声と同時にチェト、ベルズ、キキは酒場のテーブルをひっくり返して盾とします。
さすが軍人、動きが早い。
1発目以外は全て外してくる狙撃者を不審に思いながら様子を窺っていると、そこへチェトの最初の妻エリザが現れます。
エリザはマリアンに酒瓶を用意させ、フィーラにはドレスを割いて短冊状の布を用意させます。
そこでエリザの意図を理解した雄一郎がチェトとベルズに火炎瓶を作るよう指示。
キキには出来た火炎瓶から狙撃者に向かって投げるよう指示します。
指示を出されたキキが「お任せください」と言って張り切って火炎瓶を投げるのが可愛いですね〜
エリザさんの肝の座りようと、初対面の人の意図を理解して的確な指示が出来る女神様が素敵(⸝⸝⸝✪ ⌑ ✪⸝⸝⸝)
狙撃者はどうやら子供のようでした。
子供に狙撃される理由がわからず酒場を見渡すと、不審な動きをする客を発見し、問い詰めます。
わからぬ事態に巻き込まれても解決の糸口を見つけれる雄一郎の冷静さも良いんですよね。
狙撃者はゴルダールから逃げてきた子供達でした。
そんな子供達を利用して盗みを働き、盗んだ金でジュエルドから逃げようとしていた模様。
この時ベルズが「お前は、戦って死んだ恋人も無駄死にだったと言うのか?」と言うのが胸に刺さりました。
ベルズも最愛のヤマと共に戦場に立つ身ですからね。
最愛の人を失う苦しみを知っている雄一郎が「何の意味もなかった、と思えないから、苦しいんじゃないのか」と言うのもしんどいです( ノД`)
男達は岩場に爆弾まで仕掛けたようで説得に向かおうとする雄一郎。
そんな雄一郎に代わり説得に向かったのがノアでした。
成人済みとはいえまだまだ子供の外見を持つノアなら警戒されないとして、王として説得に向かうノア。
必死に止めようとする雄一郎は、鬱陶しいだけだった筈のノアの心配をしている自分に驚きます。
イズラエルも指摘していましたが、雄一郎は1巻の終わり頃から元の雄一郎に戻って来ているようで、今度はその事を自覚できるようにもなったようですね。
めでたき事です。
なんとかギリギリ子供達の説得に成功し戻って来たノアを怒鳴りながらも抱き締める雄一郎。
そんな雄一郎に心配してくれたと緩んだ笑顔を見せるノア。
雄一郎のデレが凄まじいです(¯∀¯)
ノアは同時に子供達を利用した男に謝罪します。
いや〜ノアの成長が目覚ましいいですね。
王になりたくないと言っていた子とは思えません。
その後エリザと話す事となった雄一郎はまず増援が必要かどうかを問います。
確かに感想も何もない事務的な質問ですが、経営者としてはむしろこういった対応の方が助かると思うのですよね。
増援と男達の身柄引き渡しの為に王都に居るゴートへ連絡をとるようキキに指示する雄一郎。
エリザとの会話の途中聞こえてきた小さな悲鳴の出どころへ向かうと、そこには女装したノアが…
体格が小さく幼い顔立ちのノアは護衛としてではなく売娼として同行するようで。
嫌がるノアの唇からはみ出た口紅を拭い取りながら「ちゃんと良い子に出来たらご褒美をやる」と言い聞かせる雄一郎に満面の笑みで答えるノア。
女装した攻の唇から口紅を拭い取る受…エロいです。
そんな2人にゲンナリするフィーラが最高でしたw
廊下には王都にいるゴートと連絡を取るよう指示していたキキが戸惑いながら立っており…
何でもククへの連絡は済んだが、肝心のゴートが雄一郎一行が王都を経った直後から行方不明との事で…
ここの雄一郎、すごくゴー雄でゴー雄の民としてすごく転がりました=͟͟͞͞('ω')=͟͟͞͞( ε: )=͟͟͞͞(.ω.)=͟͟͞͞( :3 )=͟͟͞͞('ω')ゴロゴロゴロ
ゴートから渡された外套のピンを撫でながら「御守りが必要だったのはお前の方だったんじゃないか」って言うんですよ!!!
まるで戦場へ行く夫の無事を祈る妻のような…この場合妻も戦場に居るんですけどね。
ゴートから雄一郎はもちろん、雄一郎からゴートへも結構な矢印が出ている事がわかる良い台詞です(◍′◡'◍)
与えられた部屋でテメレアからはっきりと元の世界へ帰らないで、置いて行かないでと伝えられる雄一郎。
雄一郎の世界にまで付いて行くと言い出したテメレアに元の世界では女神の呪いも解ける、一緒に居る事を後悔すると言う雄一郎に「貴方は私に見限られるのが恐ろしいのですか」と返すテメレア。
雄一郎にとってのテメレアとノアはもう既に失いたくない存在になっているんですよね〜(*´∀`)σ
この時テメレアが「女神ではなく尾上雄一郎と言う人間を愛している」と言った事は、もう1人の女神である葵への態度を見ていてもわかりますわ。
で、この後ちゃんと女装したノア様が突入して来てご褒美のソロプレイを要求された女神様はそのまま言葉責めからの女装男子に襲われる事になるのでしたw
翌朝雄一郎に「時と場所と状況を考えやがれ!」と怒鳴られ必死にご機嫌伺いしているノアとテメレアが良いです( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
この世界では雪の事を「セッキ」と言うらしく、ジュエルドでは滅多に振らないそのセッキをノアは初めて見た様子。
雄一郎の世界ではセッキは振らないのかとの問いに、北海道の演習時にシロップをかけて食べて案の定腹を壊して反省文を書かされた話をします。
女神や王を貶されても冷静に見る事が出来た大人な雄一郎が、20代前半の時にはこんな可愛い事してたんだな〜と思うとますますこの受ちゃん可愛い!ってなりますね(◦ˉ ˘ ˉ◦)
シャルロッタに到着した一行に突き付けられたのは自警団の剣でした。
自警団のトップであるサーシャは余所者を嫌っており、盗賊対策として雇われた(という体の)護衛の雄一郎達を見慣れぬ者として剣を向けたようでした。
そんな自警団に対して毅然とした態度で「仕事をしに来た」と話すエリザ。
エリザさんめちゃ格好いいです…!
キキやイヴリースも戦う女性としてとても格好いいですが、武器を振るわない戦い方を知っている女性も格好いいです。
ニカの屋敷に向かう道中、とある目的でシャルロッタに居た葵と遭遇します。
葵に声をかけられ、その姿を認めた途端 舌打ちする雄一郎に笑っちゃいましたw
相変わらず腹立つ事を言いながら向かって来る葵から、雄一郎を庇うようにして立ったのはテメレアでした。
まだテメレアを諦めていない葵の問いに、徹底して無表情なテメレアがテメレアらしくていいですね〜
雄一郎と狐と狸の化かし合いをした後に去って行く葵の後を追ったのはロンドでした。
ロンドには見向きもしない葵に「俺が葵の仕え捧げる者だろうが…」と呟くロンドが何とも哀れ(´·_·`)
去って行く葵に「あの子、壊れかけてますね」と言うテメレア。
壊れかけているというか、なんならこの世界に来た当初から壊れている人が女神に選ばれるのではないかとか、思ったりしました。
ニカは既に雄一郎の情報を葵から聞いていた模様。
他国の王子にまで「小娘」呼ばわりされている葵さんよ…
葵の噂を撒き散らす速度に舌打ちしながらも、ニカにお望みのものを届ける雄一郎。
ニカはその中でもノアが気に入ったようです。
ニカと話をする内に酔っ払いながらも鋭い勘を持っている事、子供を所望するのは大人が怖いから等に気付く雄一郎さんさすがです!
事の顛末を一行に報告した雄一郎に「彼(ニカ)は頭が悪いのですか?」と聞いて来るテメレアには雄一郎と共に噴き出しましたw
テメレアは本当、ナチュラルに暴言を吐く男ですねw
ここでノアの女装時の名前が「ノーラ」に決まったのは、雄一郎が「ノア子とかでいいんじゃないか」と言ったのをエリザが微笑みながら全面拒否したからと言うエピソードにも笑いました(*´艸`)
ノーラを手放そうとしないニカ
に「最悪尻を掘られるだけ」とノーラを置いて来た雄一郎にテメレアが雷を落とそうとした時、エリザがニカは小さい子を性的対象にはしていない事を教えてくれます。
この面子だとエリザさんの気苦労が半端ない事になってます(ヽ´ω`)
ニカのような自殺志願者よりサーシャの方が話がわかるとしてサーシャの説得に向かいます。
この時「あいつはどうだ」と雄一郎に言われただけで「この村から反乱軍を起こすならサーシャ様の懐柔は必須」と解説してくれるエリザさんがマジエリザさんでした。
雄一郎も誰に水を向ければいいかをわかっているのが良いですね〜
この感想で何回言ったかわからない、優秀な指揮官を遺憾なく発揮されております。
空から雪が降ってくるのを見て先日ノアと交した「一緒にセッキ(雪)を食べる」と言う、明日を信じて疑わない約束に救われている事に雄一郎が気付く所で2巻本編は終わります。
イズラエルが雄一郎に「きみにはこの世界で許される道を見つけて欲しい」と言ったのを思い出しました。
雄一郎は段々とその道を見つけれているようで安心しました。
番外編は女神隊によるキキの歓迎会。
という事でキキが指定された酒場に到着し指定された席に座ると、目の前には愛しのイヴリースが…
内心ガッツポーズしながらガン見するキキを揶揄いながらも乾杯の音頭を取るゴート。
この時のキキさんの内心を読んでイヴリースとの事、ホントの本気にマジなんだなというのが伝わりました。
キキイヴの今後も注目ですね(◉ɷ◉ )
キキが到着した時には既に飲んでいた面々の中にはおかしくなっている人がおり…
まずはヤマ。
本編でベルズと婚約している事が明かされたヤマですが、酔っ払うとベルズにベタベタになるようで、涙を流しながらベルズの胸にしがみついていました。
何でも朽葉の民の指導をしていたベルズに捨てられると思った模様。
ベルズの方はそんなヤマに「捨てるわけないだろ」と言いながらデレデレしており、キキから「うえぇ」と言う言葉が出たのに爆笑しましたw
しかし初対面の上司を値踏みしていた頑固一徹みたいなヤマが酔うとこうなるとは…
確かに可愛い…って言ったら私がベルズに殺されますね。
で、ここからが完全にゴー雄であり、ゴー雄民を完全に殺しに来ているのですが!
女神様は酔うとめちゃくちゃ可愛いんですよ。
少女のような声を出してとろけたような笑みをしながら飲み続ける雄一郎に、甲斐甲斐しい恋人のような声で「あらあらちょっと飲み過ぎですよー」とグラスを取り上げようとするゴート。
酔 わ せ る 為 に お 前 が 飲 ま せ た ろ
と、ゴー雄民でなくても思ったこの一幕。
更には楽しそうな声で「酔わされて変な男に食われちまわないか、俺だって心配しちゃいますもん」と言う始末。
野原先生がツイッターでアップしてくださっていたゴー雄を読んだ事のある民としての感想としては
あ な た が 一 番 の 危 険 人 物 で す。
いや確かに「世界の果てで〜」の方が先に作られたお話ですが、それでも後の時系列で己の命を賭けて酔わせてヤッてしまった男の言う事だと思うとツッコまずにいられません。
いやツッコまれたのは雄一郎ですが(混乱)
女神様は笑い上戸である事、麦酒とは相性が悪くすぐに酔う事などをイヴリースから聞いたキキは、ここでゴートが確信犯である事を理解します。
それではチェトは何をしているのかと言うと店員を口説いていました。
クソたらし野郎とキキが内心思っていると、とうとうベルズの膝の上に座るヤマ、
上 目 遣 い で 「 ゴ ー ト 、 も っ と い っ ぱ い 注 げ よ 」
と強請る女神様の姿が目に入り…ここまで来ると女神様の方も確信犯と言わざるを得ない(_º言º)_ダン!
好きな人に上目遣いで「注げよ」なんて言われたらそりゃ注ぐしかないでしょ〜〜〜〜〜!!!!(語弊)
そりゃゴートも全然仕方なくなさそうに「もー、仕方ないですねぇ」と言うしかありません(ノシ 'ω')ノシ バンバン
そんなカオス過ぎる酒盛りにイヴリースだけが癒やしだと思っていると、イヴリースの目の前には数え切れぬほどの空きグラスが…
イヴリースが店員におかわりを注文するとその店員は明らかに顔が引き攣っており…
何杯目かと問うキキにグラスを数え始めるイヴリース。
そんなイヴリースを止めたキキだけがこの酒場でまともな客だったと言うお話でしたw
いや〜もう、ゴー雄民にもベルヤマ民にもキキイヴ民にもチェト民にも優しすぎる番外編!
ゴー雄民として大変興奮させてもらいました( ง//́Д/̀/)ง⁼³₌₃
野原先生は戦記物も切ない恋情も書くのが上手ければ、笑わせるのも上手いな〜と思いましたね。
ではではめたくそ長くなりましたが、2巻感想はここいらで終わります!
3巻楽しみだ〜!