貴腐人の感想と日常

キャラクターを性別問わずカップルにするのが好きな人間による作品感想がメインのブログです。 作品感想以外のことも記事にします。

傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン5巻まで

置き場所がないので書籍は電子で、その中でもマンガはブックライブで買っているのですが、7月22日から4連休キャンペーンで対象の作品が半額ということで買ってみました「傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン」。

こちらカゴには入れていたけどいつ買うかわからないマンガと成り果てておりましたが、本日からコミック発売日に買うマンガに決定致しました。

面白いです。

キャラクターもさることながら、話の間に挟まれる作者さんと担当さんの対談も含めてとても勉強にもなります。

歴史に興味がなくともキャラクターものとして楽しめるのではないでしょうか。

おまけに作者さんが歴史オタらしいので歴史が好きな人でも史実にかなり近い楽しみを得られると思います、多分。


歴史ものとしても面白いのですが、ベルタンとレオナールの関係性がすごく好きですね。

特に5巻23話の、タラシのレオナールがベッド抜きで側に居たのがベルタンだけだったと判明した時のベルタンの顔がもう…

それが判明したのがレオナールが結婚してからだというのが。

葬送のフリーレンでもそうですが、こういう切ない系に弱いです。


5巻21話の回想でレオナールに買ってもらった指貫、あれはもう実質結婚指輪じゃね?とも思ったり。

レオナールに嵌めてもらってますしね。

この時代はもう結婚指輪の概念があったようですし、デュ・バリー夫人によるとレオナールとマリーの結婚は強引に進められたようですし、あれが実質レオナールとベルタンとの結婚ということで(幻覚)


レオナールとマリーの結婚が判明してから4巻を読み返すといろいろわかって更に切なくなります。

16話のレオナールとベルタンの食事中レオナールは「ちと面倒な女が出てきてさ…」と、ランジャック公爵夫人だと思われる人物のことを言っていたり、極めつけは「…結婚する気あるのか?」と聞いていたり、ベルタンも指貫を貰って満更でもない表情してんだから!そこは!ベルタンと!結婚しようよ!と、思わず読んでいたiPadをベッドに投げたりしました。


ここからは百合豚的思考になります。

苦手な方はお逃げください。


















デュ・バリー夫人とベルタンでカップリング出来ると思いました。

このマンガのデュ・バリー夫人、すごい男性ホルモン出てません?

いや可愛らしい子同士の百合も好きなんですが、4巻20話の「男の庇護など私の後ろ盾でどうとでも」とかめっちゃ頼もしすぎて私も惚れそうです。

かと思えば同じく20話でマリー・アントワネットから声をかけられた時の表情とか、「私が死ぬまで服を作ってね」とか、あんな表情されたり言われたりしたらそりゃ世の男性たちはノックダウンですよ。

私もノックダウン( ˟꒳˟ )

実際デュ・バリー夫人は史実でも特定の人以外からは好かれていたようですし、イギリスへ逃げた時などもいろんな人を支援していたようですし、このマンガのデュ・バリー夫人は史実に近いのかもしれませんね。

さすが歴史オタさん、描く人物も違う。


18世紀的な百合思考として、この時代のフランスで店を持とうとしたら男の後ろ盾が必要になってくる→ベルタンが支援者を募っていると聞いて店の権利書をくれる→男の後ろ盾は別にいるだろうが、それを用意したのはデュ・バリー夫人→実質オ・グラン・モゴルのスポンサー→オ・グラン・モゴルの経営者はベルタン→スポンサー×経営者=デュ・バリー夫人×ベルタン成立(*´ω`*ノノ☆パチパチ

ということはシャルトル公爵夫人も…?

そう言えば5巻25話のシャルトル夫人、ちょっとデュ・バリー夫人に似ていてドキドキしましたね…

あれもデュ・バリー夫人の教育の賜物だと思うと、デュ・バリー夫人×シャルトル夫人もありだと思います。

つまりデュ・バリー夫人は総攻。


定価は1冊700円ぐらいするので5巻までで済んでいる今がお買い得!

1巻は特に安いみたいなので、興味ある方は試しに読んでみてください。

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